アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

ブランディングとは?

「ブランドのはじめかた」を読んだ。



中川政七商店の中川淳社長とエイトブランディングデザインの西澤明洋氏の共著。
かたや自社のブラディングを皮切りに他社のブランディングも引き受けるブランディングディレクター。
かたやさまざまな商品のブランディングを手掛けるブランディングデザイナー。

中川氏の前作「奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり」は以前紹介

副題に5つのケースでわかった経営とデザインの幸せな関係とあるように、
ビールブランドの「COEDO」、抹茶カフェの「nana's green tea」、器の「HASAMI」、
インテリア・生活小物の「粋更」、そして「中川政七商店」を題材にブランディングとは?を
わかりやすく教えてくれている。
いずれも大きな会社ではないだけに、身近な存在として受け入れられやすいのが特徴だ。

彼らの考えるブランディングとは、
「伝えるべきことを整理して、正しく伝えていくこと」

伝えるべきことを整理する。
整理されたことを正しく伝える。
つまり、ふたつの要素をきちんと切り分けて考えることが大切で、
どちらかが欠けてもブランディングは成り立たない。

ブランドはお客様の心の中に形づくられるものだけに、どんなに立派なコンセプトがあっても、
届けたい人に届けられなければ自己満足で終わってしまう。

それだけにブランドづくりには時間がかかる。しかも継続して考え続けなければならない。
しかも一貫して正しく伝えていかなければならない。

もうひとつ重要なことは、意外と社外よりも社内にブランディングを阻む要素が沢山あるということだ。
だからブランドマネージャーには、間違いを正す勇気と根気がいる。

こうして考え方を並べてみると、最後は経営者の器と見識の問題に至るのだろう。
星野リゾートの星野氏、nana's green cafeの朽網氏、そしてこの中川氏と、貫いて貫いての
結果が今日の姿なのである。

信じ抜く思いの強さ、目指す人は多くても違いはそこにあるのではないか。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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