アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「広告」の時代はもう終わっている!

所属していた広告会社が倒産したからというわけではなく、しかも私の言葉ではなくて。

新刊新書、追悼「広告」の時代、の帯に書かれているキャッチフレーズである。
(それにしてもショッキングなタイトルだ)



この追悼「広告」の」時代は、メディア社会批評家の佐野山寛太氏によって書かれた。

佐野山氏は、今から27年前「透明大怪獣時代の広告」という本を出版し、あの筑紫哲也氏が
ヒトラーなき、ヒトラーの時代を生き抜くために、という序文を寄せている。

筑紫氏のいうヒトラーなき、ヒトラーの時代とは、新聞、テレビを牛耳って意のままにしている
巨大広告代理店の存在に警鐘を鳴らしているもの。
マス広告に洗脳され支配される世界は、ヒトラーが開発した宣伝の技術が進化した形と筑紫氏。
筑紫氏の文章通り、その支配はその後何十年も人々を消費者に変え、大きな影響を与え続けた。

それから長い年月が経ち筑紫氏が亡くなった今、
いよいよヒトラー以来の長い長い呪縛から人々が解かれる時がきたらしい。
(他人事のようであるが、私自身が体験した倒産も、その1現象である)

佐野山氏は序文で、「広告」の時代への弔辞、と書いているので紹介する。

「広告」の時代は20世紀末に終わった。
ゾンビになってまだ生きている「広告」の時代が早く成仏するように、
そして「広告」の時代がつくり上げた「見えない牢獄」から解放されたいと願う人々に、
追悼文としての本書を捧げる。

長い間、メディア業界、広告業界を見守ってきた筆者だけに説得力がある。
いわばすべてのアドマンへの警告の書とも言える。

あえて警告と言うのは、佐野山氏は、古い広告の時代が終わって新しい広告の時代が始まる、と
希望を残しつつ本書を締めているからだ。

結局生まれ変われたものだけが生き残ることができるということだろう、私もそう思う。

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