アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

みんなの心遣いに感謝感謝。

昨日で7年半所属した会社生活が終了した。

その前の会社から継続して付き合いのある外部スタッフがほとんどだったので、
ひとまずこれまでの付き合いの感謝を電話、メールで伝えた。

感激したのは負債なしはもちろん、負債が残り迷惑をかけるにも係わらず、私自身の今後を
心配してくれる心遣い。思わず涙が込み上げてくる。

あらためて思うことは、素晴らしいスタッフに恵まれていたということだ。
何でもない時は気づかないことが実はとても大切なことであることは、失ってみてわかることが多い。
これからは、もっともっと自分自身も心遣いができる人間にならなければと強く思った。

さて同じことを繰り返さないためにも、今回の倒産についての原因を自分なりに分析、心に留めておきたい。

(1)属人営業の限界、クリエイティブ否定の末路。

訪問件数やセールステクニックを重視するたたき上げの役員の考え方に対し誰も反論できず、
結果、社員のモチベーションが急激に下がった。またその考え方がセクション間の壁がどんどん高くなっていった。
新規開拓を重視する成果主義が既存顧客の離脱を促進した。

(2)マス主体、セールス主体、戦術重視、マーケティング無知。

課題発見→ソリューション提案という顧客思考の考え方ができず、媒体セールスを社員に強要した。

(3)インターネットへの取り組みの遅れ。

ネット=サイト制作という偏った考え方。幹部以上がネットの本質、影響力の大きさを理解できず、
時代との距離がどんどん拡がっていった。

(4)本業以外への過大投資。

環境事業など、ノウハウのない分野への投資がことごとく失敗、巨額の借り入れが大きな負担となった。

他にもまだまだ原因はあると思うが主には以上の4点に集約されるのではないか。

絶対権力を持ったひとりの役員のミスリードが、多くの社員を路頭に迷わせることとなった。
残念でしかたがないが、それを阻止することができなかった自分も含めた幹部の腰の弱さも
社員から見れば失望でいっぱいだろう。申し訳なく言葉もない。
期待に応えられなかったこの無念さを肝に銘じ再出発の糧としたい。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

コメント

はじめまして。
同じ名古屋の同業者として、いつもブログを拝見させてもらってます。

そうなんですね。。。びっくりです。

再出発頑張ってください。
これからもブログを楽しみにしています。


  • 2010/04/04(日) 01:41:00 |
  • URL |
  • luumassa #-
  • [ 編集]

Re: ありがとうございます。

励ましのお言葉、ありがとうございます。
社員にとっては薄々感じとってはいたものの突然の出来事で
気持ちの整理にもまだまだ時間がかかりそうです。
自分はもちろんですが、部下・社員たちの相談にもできる限り応えていければと思っています。
早くからインターネットに取り組んできた私としては、マスの凋落を体感しつつ
会社の体質を変えられないジレンマを常に抱えておりました。
この教訓を忘れることなく今後に活かしていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

  • 2010/04/05(月) 10:19:05 |
  • URL |
  • adrunner #oxObac6k
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://adrunner.blog38.fc2.com/tb.php/705-263cfa0e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad