アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

求められるのは「広告のアイデア」ではなく「ビジネスのアイデア」

最新号の月刊ブレーンの特集は、打ち破れ!従来型の広告発想。

民主党政権に変わったように、広告界にも閉塞感を打破する「変化への期待」が満ち溢れていて、、
その答えのひとつに「アイデア・ファースト」発想を挙げている。

「アイデア・ファースト」発想とは、従来型の広告発想だけにとらわれず、課題解決の
コア・アイデアから出発する考え方。

ドリルの原野氏、
電通の岸勇希氏、
シンガタの佐々木氏、
博報堂の宮崎氏など、
新旧とりまぜて、それぞれのアイデアファースト発想法を披露している。

そんな中でアメリカの先進的な事例を生み出し世界的にも注目されている
AKQAのイナモト・レイ氏が、自身の広告づくりについて考え方を述べている記述が興味深い。

イナモト氏いわく、
今僕たちが考えるべきアイデアは「広告のアイデア」ではなく「ビジネスのアイデア」です。
誤解を恐れず言えば、本来、広告というものは消費者にとって必要のないものだと僕は思います。
広告が完全に無くなることはありませんが、その形は変わってきています」と。

今、徐々に広告主は「優れた広告」だけでなく、どんなアイデアや手法がビジネスを動かすのか
という事に興味を示し始めているというのがその大きな理由だそうだ。

ビジネスのアイデアを追求するということは今以上に、経営に近いところに
身を置かなければならない。そしてもっともっと深いところで企業を知らなければ
成り立たない話だろう。
そういう意味で、広告会社に求められるのは、コンサルタントとしての役割だ。

しかしながらコンサルタントの役割を果たせる人間がどれくらい広告会社にいるのか、
はなはだ疑問と言わざるを得ない。

いずれにしてもそのギャップを埋めるものはたゆまぬ勉強と実践の両立しか無いだろう。
過去の成功体験はじゃまとしか言いようがないのだ。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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