アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

縮小が止まらない、高級インポートブランド市場。

大変な時代になった、とつくづく思うのは、
かつてあれほど栄華を極めた高級インポートブランドが、
今や凋落の一途を辿っているということ。

矢野経済研究所の調査によると、
2008年のインポート高級衣料品・服飾雑貨の市場規模(小売金額ベース)は、
前年比10.2%減の1兆643億2600万円と大幅なマイナス成長ということだ。
ちなみにピークは1996年で、以降12年で6割弱まで減少しているという。

その間には、サブプライムローンショックなど不運な出来事もあったが、
原因はそれだけではないであろう。

今の不景気が始まる前からじわじわと消費者の価値観そのものが変わってきていた
という要因が大きいと思う。

もちろんその背景には、海外からやってきたH&MやZARA、フォーエバー21、
そして国内ではユニクロやしまむらなどの低価格ブランドの急成長がある。

手ごわいのはこれら低価格ブランドが安いだけではないことだ。
そこそこの質とデザイン性がりっぱに備わっているし、
場合によってはきちんとしたブランドよりおしゃれと捉えられている。

結局、高級ブランドと比べても価格の差ほど、品質も着心地も気分も、
違いがないということが、高級ブランド神話を崩壊させ、
かつ売り上げを大幅に縮小させている最大の問題なのであろう。

高級ブランドに限らず、
時代の大きな転換期には、こういった現象がそこかしこで起こってくる。

重要なのは、過去の成功体験・価値観を疑ってみること、
そして、過去の栄光に胡坐をかかないことだ。

常識が通用しないところに大きなチャンスも潜んでいる。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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