アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

新聞・テレビのビジネスモデルは崩壊した!?

アメリカのメディアビジネスにも詳しい佐々木俊尚氏。
彼の新刊「2011年 新聞・テレビ消滅」を読んだ。



佐々木氏によると、アメリカのメディア業界で起こったことは
ほぼ3年の差で日本でも同様のことが起こるらしい。

具体的に言うと、アメリカでは2004年頃、テレビの広告費が大幅に減少、
同様の状況が日本でも2008年に起こった。
そして昨年2008年に、アメリカでは多くの新聞社が倒産し、新聞消滅元年となった。
その3年後にあたる2011年。日本でも同様に大規模崩壊が起こるであろうと佐々木氏は
主張している。

それが本書「2011年 新聞・テレビ消滅」のタイトルの所以だ。

仮に佐々木氏の予言が現実のものとなった場合、新聞社やテレビ局だけでなく、
一蓮托生で広告代理店も今以上の大きな打撃を受けることは間違いない。

その時、広告代理店はどのように改革されればよいのか?

佐々木氏は本書の中で広告代理店に大きなヒントを提供している。

「広告代理店は代理店モデルを捨て、クライアントへのエージェンシーとして
徹底的に広告をコンサルティングするビジネスへと転換する必要があるだろう。
どれだけメディアの世界がテクノロジー化され、テクノロジーを基盤としたプラットフォーム化が
進んだとしても、それでも消費者と企業の間の信頼関係のようなものは求められる。
プラットフォーム化したからといって、信頼関係が消滅してしまうわけではないのだ。
プラットフォームを成立させたうえで、さらにその上に新たなかたちの信頼関係を
再構築することが必要となるのである。新しい酒は新しい革袋に、ということだ。」

マスメディアがなくなってもメディアがなくなるわけではない。
テレビを見なくなったといっても、メディアと接触しないわけではないのだ。

要は、広告代理店は、大きく変わる価値観に対して、自らの価値観も変えて、
きちんと対応することができるか、新しい革袋を用意できるか、そこが肝心なのである。

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