バーチャルとリアルの狭間で

名古屋の広告会社で、広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

すべての広告人に元気と勇気を 「明日の広告」

広告関係の書籍としては、久しぶりに爽やかな読後感をもらえた「明日の広告」(アスキー新書)。

変化した消費者とコミュニケーションする方法、という副題の付いたこの本、書いたのは電通のクリエイティブディレクター佐藤尚之氏。スラムダンクのキャンペーンを手がけた人物である。

インターネットの普及によって変わった消費者とコミュニケーションを採るため、コミュニケーションデザインの必要性を説き、コミュニケーションデザインをすすめることにより、広告会社の明るい未来がやってくることを訴える。
AISAS、メディアニュートラルなど広告業界必須のキーワードも実に簡潔に、しかも実務的に解説されている。

広告関係者に向けた本ではあるが、決してクリエイティブオンリーではなく、営業担当者にもわかりやすく書かれており、おすすめできる。

最近はマス否定論ばかりではなく、マスメディアの将来を肯定的に捉える本も増えてきた。
その代表格となるであろうこの本は、なんとなくであるが、いい意味で変化していく広告業界のきっかけになりそうだ。

ピンチをチャンスに。そんな言葉があらためて脳裏に浮かんだ。
「TVCM崩壊」以降、どうしてもネガティブにならざるをえなかった私に元気と勇気を提供してくれた佐藤氏に感謝したい。

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