アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

広告費に広告税。もと2ちゃんねる管理人、ひろゆき氏の論理。

もと2ちゃんねる管理人で現ニコニコ動画管理人の、ごぞんじ、ひろゆき(西村博之)氏。

そのひろゆき氏が新書を出したので読んだ。タイトルは「僕が2ちゃんねるを捨てた理由」。



タイトルの、2ちゃんねるを譲渡した理由から始まるが、私が注目して読んだのが、

第4章の「テレビはもう、死んでいる」

まず章のタイトルにびっくり、これは編集者に最終的にこのタイトルにしたいと
強くいわれたから、ということであるが、そのタイトル通り、過激な内容。

テレビ局の赤字体質の原因となっている経営者に対して、メディア記者の取材力に対して
痛烈な批判が続く。

そして極めつけは、広告、広告費に対する記述。

「例えば、広告税といって、企業がかける広告費に一律税金をかけるという話があるのですが、
広告費に税金をかけるなどは、いい方法だと思うのです。
研究開発費というのは、お金を使うことで技術なり製品なりという形で企業の資産として
残っていくものですが、広告費というのは製品を生産するのではなく
商品を売るためにかかるコストであって高額な割には、ブランド価値も含めて
消えてしまうことが多いのです。
確かに広告費によって、人々の印象は良くなりブランド価値というものが生まれるかも知れません。
しかし、それが社員のためになっているのか?企業が将来的な価値を生む方向にお金を
使っているのか?と考えると、最終的には何も残らないわけなので、企業のためになっていないと
思うのです。」

広告は後に何も残らず、仮にブランド価値を生むとしても社員のためにならない、
企業のためにもならない・・・・いやはや痛烈かつストレートな広告批判である。

しかしながら、その批判を浴びても返す言葉が鈍りがちなのは、やはり広告の危機を
感じてつつも手をこまねくだけの自分があるからだろうか。

批判を批判で返すのではなく、今一度原点に帰り、広告というものの価値を
見直してみるべき時にあるのかもしれない。
金儲けの道具になり過ぎた結果であることは間違いない事実であるから。

その他、第2日本テレビの土屋敏夫氏との対談もおもしろい。

広告批判は鋭いが、マスメディアの影響度は相変わらず大きいと認めるひろゆき氏。
その本音はどこにあるのか、広告関係者は一度目を通す価値のある1冊だ。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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