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アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

子安大輔氏、「お通し」はなぜ必ず出るのか」

子安大輔氏の、「お通し」はなぜ必ず出るのか~ビジネスは飲食店に学べ~、を読んだ。



子安氏は元博報堂の社員だけあって、飲食業というビジネスを俯瞰して見る能力に
長けている、というのがファーストインプレッション。

とかく主観が入りがちな分析も、冷静かつ客観的な視点に終始。
成功する店と失敗する店の違いを多岐にわたって、わかりやすく解説している。

しかも飲食店のみならず飲食周辺ビジネスにまで言及している点は、新鮮であった。

特に興味を覚えたのは、この先の飲食ビジネスの予測。
「個店の時代」が到来する、と分析する第11章。

これからの良い店=店主やスタッフが継続的な努力をしていて、
ビジネス臭があまり感じられない、そこにしか存在しない唯一の店」と子安氏。

これこそ「個店」で、この「個店」の観点がこれからの飲食業界の重要なキーワードだ、と。

今後、企業の論理で作られた店は、結局のところ客に愛されず長生きできない、
繁盛する店は、店主の想いが込められていて、それがお店の個性になっている店であると
言及している。

クールで冷静な分析でありながら、そこには子安氏の飲食業への深い愛情を感じる。

飲食業に限らず、思いの強さが最終的にビジネスを左右することは間違いない。

そういう意味で、飲食業に携わる人にはもちろんであるが、ビジネス、マーケティングを
極めたいと思う人にも、大いに参考にできる1冊である。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

コメント

とてもうれしい書評をありがとうございます。
今は色々なビジネスが「過渡期」になっていると思います。
もちろん儲かることも大切ですが、
(というか商売なので当たり前ですが)
「意義」のようなものにもこれまで以上に
真剣に向き合っていきたいと改めて思っています。

  • 2009/05/23(土) 15:16:01 |
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  • 子安大輔 #-
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