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アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

クリントイーストウッド「グラントリノ」、圧倒される存在感。

クリントイーストウッドの「グラントリノ」を見た。

グラントリノのクリントイーストウッド

最後の出演作となるのではないか、と噂されているが、映画中の彼は
そうかも知れない、と思わせるまさに迫真の演技。

アメリカ覇権主義の影を象徴するような、衰退する地方都市。
頑固さゆえ、息子たちから疎外され近隣住民たちとも一線を引いている主人公が
クリントイーストウッドだ。

さらに時代の移り変わりで、街はいつしか、
彼が大嫌いなアジア系移民たちの住居で占められている。

過去からの心の傷を抱え救いようがないと思われる状況で、唯一の救いとなったのが皮肉にも
隣に引っ越してきたアジア系移民の家族だった。
彼らとの心の交流を通して現代社会の抱えている問題を徐々にクローズアップしていく。
主人公の彼が最後に取った行動とは?

器用に生きることが尊ばれてきた世の中の風潮に、心の大切さ、真の幸せとは何かを
教えてくれている。

技巧や勢いでは達成できない、クリントイーストウッドならでは独自の審美眼が
映画の随所に垣間見られ、静かな感動が押し寄せた。

彼クリントイーストウッドの存在自体が映画界全体の貴重な財産である。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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