会社の近くのいきつけのそば店が「卵かけごはん定食」をメニューに加えた。
全国的に卵かけごはんのブームで、365日卵かけごはんなる本も出版されている。
くだんのそば店であるが、当然そば店であるから、卵かけごはんだけでなく、
そばと小鉢のセット。
店で観察していると、3人にひとりぐらいはこの「卵かけごはん定食」を
注文している。
そこで思うことは、ブームに気づいてさりげなく自店のメニューに取り入れる店と
取り入れない店の差についてだ。
卵かけごはんが流行っているからと言って安易にメニューに加えるのはいかがか、という
意見は当然あると理解するが、
こういったメニューを加えることにより、お店に活力が戻ることもある。
大切なのは、十年一日のメニューにこだわらず、本質を忘れることなく、
部分的にはメニューを生活者の嗜好の変化に合わせて変えていける
柔軟性ではないか。
いささか強引ではあるが、広告会社のビジネスにもそんな柔軟性が必要なのではないか。
インターネットはわからないから、と扱わないでいるうちに・・・
そば店の「卵かけごはん定食」を食べて、ふとそう思った次第。