アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

中小広告会社におけるクリエイティブ

あとしばらくで年末年始休暇も明け、また慌ただしい日常に戻る。

広告業界(特に中小の広告会社)は大きな転換期にあり、インターネットへの対応が必須課題である。
今年はさらに加速しての取組みが求められるだろうし、そのために身体だけでなく頭にも汗をかかなければならない。

CNETJapanで「ネットがもたらす広告業の新潮流」と題された連載がある。
書き手は、ADKインタラクティブCOOである横山氏とオプト代表取締役CEOの海老沢氏。
主に、これからの広告会社のあり方や人材像について語っている。

自分も常に直面する現実であるが、旧来の広告会社の縦割りの構造がネット対応を遅らせている原因で、その壁を自ら超えようと思う者だけが、広告会社の中でネットのわかる人間としてかろうじて生息していると・・・
確かに従来の役割であれば、クリエイティブはクリエイティブの中身を追求していればそれなりに仕事になったが、ことネットとなると、次々とやってくる新技術を表面的にでも理解できていないと、表現だけでは片手落ちになってしまう。つまり絶えず勉強し続ける事がベーシックに必要になる。

そんな時代のクリエイティブについて、海老沢氏は「インターネットの存在がクリエイティブの重要性を加速化」という項でこう書いている。(以下、抜粋)

~当たり前の話ですが、広告主が狙うターゲットに対して広告表現のアピール力が弱かったりしたら、広告露出にかける莫大な費用を無駄遣いさせることになります。また今後は4マス媒体、インターネット広告以外にもホームメディアやカーナビメディアなど様々なメディアがでてきます。広告会社の最適メディアプラン作成作業は、困難を極めます。そこを横串に刺すのがクリエイティブ提案なのです。~

さらに、

~つまりインターネットやネット検索は、「いつでも簡単に調べられるので、人が記憶しようとする思いを忘れさせる」ツールなのかもしれないということです。記憶に残そうとしないエンドユーザーは、広告を見て覚えておこうともしませんし、そもそもUCC(ユーザークリエイティブコンテンツ)が流行る時代には、魅力ある広告でなければ無視するかもしれないのです。~

締めくくりはこうだ。

広告会社が再認識すべき基本的なことは
・ネット市場の更なる成長のために、エンドユーザーに「選ばれる」クリエイティブ作りを目指す
・エンドユーザーが作るクリエイティブに負けない「記憶に残させる、魅力ある」ものを作る

中小の広告会社では正直クリエイティブという言葉自体が嫌悪されるという現実もある。
どのレベルをクリエイティブと呼ぶのかも難しい問題だ。
が、せめて創り手としての気概とプライドだけは忘れたくない。きれいごとかも知れないが、その想いがあれば、このピンチをチャンスに変えることも不可能ではないと考える。
年のはじめに、CNETJapan「ネットがもたらす広告業の新潮流」を読んで、あらためて決意を新たにした。

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