アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「納得づくり」と「空気づくり」

ちょっと前にも話題に出した「基礎から学べる広告の総合講座」の中に、コピーライターの谷山雅計氏が登場、自らの広告づくり論を展開している。
谷山氏と言えば、ちょっと前は、新潮文庫のYonda、最近では資生堂TSUBAKIの仕事等で会活躍している第一線のクリエイターである。もっとも資生堂TSUBAKIの仕事では、大貫卓也、黒田秀樹等々有名クリエイターが多数参加しており、彼がどのパーツを力を発揮したのか、よくわからないが。

彼は、広告コミュニケーションの方法には二つあると言い、そのひとつが新聞などの平面媒体による「納得づくり」であり、もうひとつがTVCMなどの電波媒体による「空気づくり」と語っている。
納得づくりとは文字通り「そうか、そう言われればそうだな」と納得させてコミュニケーションをする方法で、一方、空気づくりとは、具体的に説明して納得させる訳ではないが、世の中に「ひょっとして流行ってるのかな」といった漠然とした大きなムードをつくることでコミュニケーションする方法だそう。
特に空気づくりとは言い得て妙で、もともとTV局は空気を売っているなどと揶揄されてきた訳であるから、その効果が空気づくりということで思わず納得?した次第。

いずれにしても自分たちが若い頃は、記録媒体と印象媒体などと教えられたが、その先の成果に対して言及している分、こちらの方が分かり易く的確な気がした。

ローカルでコマーシャルを作る場合、どうしても15秒のスポットが中心となるが、その限られた秒数の中にできる限りの情報を盛り込みたいと考えるクライアントが未だに多い。
納得づくりと空気づくりが混同されるとどちらの効果も薄くなってしまう。そのことを理解してもらうのに、相変わらず苦労は絶えないのである。

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