アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

中川政七商店13代「奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。」

村尾氏の著書「小さな会社のブランド戦略」にもあるように、
最近小さいけれどもきちんとブランドづくりをしている会社が業績を伸ばし注目を集めている。

中川政七商店も、ブランディングを強く意識している会社のひとつで、
社長である中川淳氏が書いた本が
この「奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。」だ。



中川氏は大学卒業後、富士通に2年勤めた後自分の価値観と合わず退社。
さて次に何をしようと考え中に、父親が経営する会社への入社を思い立つという計画性のなさ。
しかしそれが幸いしたのか、入社後は数々の改革を持ち込み、昨年社長に就任した。

若さゆえか、常識にとらわれない自由な発想が、麻織物で300年近い歴史を持つ
老舗中の老舗を見事新しいステージに引き上げた。

本書はその中川氏が入社後7年あまりのステップアップの道のりを
デザインブランディングとという切り口で実現していくプロセスを書いた本。

その道のプロと呼ばれる会社やデザイナーと組み、
新店舗、新ブランドの立ち上げ、人事制度の刷新、新卒採用など、
的確な戦略の構築は彼が生まれ持ってのマーケターであることを感じさせる。

この本が教えてくれているのは、小さな会社でも経営者の想いで、
歴史の壁を打ち破り生まれ変わることが十分可能であるということだ。

この景気の影響で余裕をなくしている経営者が多いと思うが、
少し視点を変えてみることで意外なヒントが見つかるかも知れない。
本書「奈良の会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。」は
着眼点の転換、そんな気づきをもらうのに格好な1冊であると思う。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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