ブランド戦略、ブランディング。言葉自体はすっかり定着した感があるが、誤った形で使われることも多い。
今ひとつわかりやすく解説した本がない、と思っていたところ、本屋で偶然見つけたのがこの本だった。副題に「世界一やさしい新マーケティング論」とある通り、実にわかりやすく簡潔に書かれており、ブランドについての理解だけでなく、Webマーケティングの入門本としてもおすすめである。
中で目を引いたのが、墓場ブランドの記述である。
墓場ブランドとは、それなりに広告・プロモーションを展開しながらも肝心な時に想起されないブランドのことだそう。
Web2.0の到来により、スターブランドはどんどん強くなり、一方、いちはやいネット対応で多数の無名ブランドも浮上してきて、苦境に立たされる墓場ブランド。
企業と消費者の間にある情報格差により、さしたる特徴がなくてもそれなりに売れてきた墓場ブランドであるが、消費者が情報優位にたった今、そのままでは墓場ブランドには未来はなさそうだ。早々にリングを降りざるを得なくなるのだろう。

