アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

井野朋也氏「新宿駅最後の小さなお店ベルク」

「新宿駅最後の小さな店ベルク」。
少し前に読んだ本であるが、印象に残った本なので
その感想をあらためて書き留めておきたい。



井野朋也氏は、JR新宿駅東口の改札口から15秒という超繁華街にある
喫茶店兼居酒屋のようなお店ベルクの2代目店長。
親から引き継いだ。

ベルクは立地は抜群であるが、大手のようなのれんも資金力もない、
しかも井野氏自身が飲食業ど素人というスタート。

飲食店の平均寿命は2~3年と言われる中で、
いかに井野氏が苦労し、個人店が生き残るには何が必要かを考え
実践してきた歴史がこの1冊にぎっしり詰まっている。

飲食店だけでなく、大手に押されて苦戦している会社の経営者・幹部にも
参考にできるポイントが必ず見つけられるはずだ。

さて、手塩をかけて繁盛店となったベルクであるが、実は今
テナントオーナーである「ルミネエスト」から立ち退きを迫られているという。

詳しくは本書を読んで欲しいが、
要は、繁盛店であっても名前が知れていない個人店であるために、
ファッションビルとしてのイメージにあわないというのがオーナー側の理屈のようだ。

20世紀型の大量生産システムがこういう個性のある個人店を排除してきた結果、
今の日本があるとしたら、
ベルクのような個人店が重んじられるのが、これからの時代ではないか。

時代は明らかに変わってきていることに、そろそろオーナー側も気づくべきだろう。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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