アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

とうふを売るな。思いを売れ。おとうふ工房いしかわのまっすぐ経営術。

皆さんは、一丁いくらくらいの豆腐を買うでしょう?
日常的には、国産大豆の豆腐を選んでも、せいぜい100円から150円程度といったところでしょうか。
スーパーの客寄せ商品ともなれば一丁50円以下もざら。それでどうやって利益を出すか、以前仕事でお世話になった豆腐製造会社の社長が頭を悩ませていたことを思い出します。

そんなわけで今回ご紹介する本は、豆腐製造を主たる事業として愛知県高浜市に本拠を構える「おとうふ工房いしかわ」の石川伸社長が書いた「年商50億のまっすぐ経営術」。ちなみにいしかわの豆腐は一丁300円近くもします。

いしかわまっすぐ経営術

家族経営、町の小さな豆腐屋さんを引き継いで25年、今では年商50億円を超える売上の会社に成長を遂げた「おとうふ工房いしかわ」。
とはいえ、決して順風満帆であったわけではないようです。そんな窮地を救ったのは…
詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、いしかわ社長はその成長のポイントを以下のように綴っています。

(1)国産大豆とにがりの豆腐にこだわったこと。そして決して安売りをしなかったことです。
   本書のタイトルにもあるように、ブレないまっすぐな経営が最大の成功要因だったように思います。

(2)子供たちの「旨い、安全、安心(社是でもあります)」にこだわったこと。
   こどもに食べさせるためには、特に安全な商品であることが重要で、
   それが時代に先駆けて、世の中の評価を受けることにつながったのです。

(3)もうひとつ挙げるとしたら、ネーミングに知恵を絞ったことでしょう。
   いしかわの代表商品である「究極のきぬ」「至福のもめん」はまさにその象徴ではないでしょうか。

そのほかにも、本書では「顔の見える経営」「おとうふエンターテイメント」「先輩・後輩のバディシステム」「毎月のお誕生日会」「農泊研修など、アイデアマン石川社長の本領発揮とも言える成長のエッセンスがぎっしり詰まっています。

決して妥協せず、商品を貶める値引きは頑ななまでにしない。
ここまで考え実行したら、あとは成功するしかない。そんな気持ちを抱かせる石川社長の一途さ、純粋さ。
たまたま夕方出かけたスーパー「フランテ」のおとうふ工房いしかわのコーナーが、いつも以上に輝いて見えました。

おとうふ工房いしかわの石川社長の経営術は、まさに経営の原理原則に則ったもの。経営者が読めば自社に何が欠けているか、また幹部が読めば自分がどんな役割を果たすべきか、今のあり方を見つめ直したいと思うのであれば、読んでみて損のない、そんな1冊です。

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