アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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あなたの「弱み」を売りなさい。川上さんが提唱する戦わない経営の真骨頂。

ストーリーブランディングの川上徹也さんが書いた、『あなたの「弱み」を売りなさい』を読んだ。


 
本書のベースとなっているのは4年前に出版された「星ヶ岡のチンパンジー」。
実はその当時にも読んではいるのだが、正直あまり印象には残っていなかった。

しかしながら今回あらためて読んでみると、これがなかなかよくできた物語なのだ。
しかも物語の後には、新たに自社(自身)のブランディングに使えるワークシートとワークシートの具体例が加わり、ぐっと中身が濃くなった。これで新書価格なんと1,000円!


さて肝心な「星ヶ岡のチンパンジー」の内容であるが、主人公のチンパンジーが若くして自身の店を持ち、経営者として様々な挫折を体験しながら成長していく物語。

当初お客様のために純粋に料理を作っていた気持ちが、大手資本の競合店が登場したことで、いつしか独自性を失い価格競争で相手に勝つことばかりが優先事項になってしまう。そんな経営の末路は…

言わなくてもわかるだろう。弱者が強者に価格で挑んでも勝ち目はない。

それでは弱者は何で顧客の共感を得るべきか?それが本書のテーマである。

物語自体は、最後に本当に大切なことに気づき、再び輝きを取り戻すというハッピーエンド。読む者としては救われた気持ちになれるが、そこに行き着くプロセスは示唆に富んでいて、経営に携わる者にとっては考えさせられるところが多いだろう。

全体を通して川上さんが一貫して提唱している「ストーリーブランディング」のまさに真髄ともいえる内容だ。

ブランドをつくるのには長い長い時間がかかるが、ブランドを失うことはまさに一瞬。

だからこそ全力で良い商品・良いサービスを提供し続けなければならない。その重要さが痛いほど伝わってくる。

「物を売るバカ」「1行バカ売れ」とベストセラー連発の川上さんのまたまた真骨頂といえる1冊。
ブランディングを学ぶ人、自社のブランディングをもう一度基礎から考え直したい人にぜひ読んでもらいたい。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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