アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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人財確保のムダを劇的に減らす、つながり採用。

宮崎智之氏が書いた「ムダ0(ゼロ)採用戦略」を読んだ。



リクナビやマイナビといった、就職ナビを中心とする「大量にエントリー者を集める採用活動」が制度疲労を起こし始めている。

そう聞いて、まさかと思うか、やはりと思うか。あなたの感想はいかがだろうか。

前者であれば、時代感が相当違っている。現実を冷静に見つめ直す必要がありそうだ。

それほどまでに、今採用活動の現場では激変が起きている。

そのあたりの現状と起こりつつある新たな波、そしてこれからの採用活動のヒントを提示するのが本書の内容だ。

本書を読んでみて、何だか広告業界の状況に似ているなと言うのが、私の率直な感想。

似ている理由は、マス広告のパワーが落ちてSNSが台頭してきている点。

とは言え、マス広告をやめると量が確保できないという恐れがあり、掛けるお金の割りに効果が薄いと思いつつも続けている•••

マス広告のポジションにあるのが、まさに現在の就職ナビの置かれた状況と言えるのではないだろうか。

それでは新しい波とは何だろう。

本書によれば、それがFacebookなどのソーシャルメディアを活用した「つながり採用」である。

そのソーシャルメディアを活用した例として、本書で相当数のページを割いて紹介されているのが、ウェブサービス「ウオンテッドリー」だ。

大きな特徴は、Facebookアカウントでの登録が促されること。

いいねボタンと同様に、企業の求人ページに「応援」ボタンが設置され押されることによって口コミが広がる仕組み。

就職ナビに比べ圧倒的に低料金であり、すでに60万人の利用者、9000社に及ぶ掲載企業があるという。

就職ナビのような顔の見えない企業とのつながりではなく、ポイントは人と人の直接のつながりであり、それが「つながり採用」と言われる所以なのである。

先に少し述べたように、背景にあるのはコミュニケーション環境の劇的な変化だ。

そういう意味では、直接の読者は企業や学校の就職担当者を想定しているが、コミュニケーション環境の変化を学びたいという人にも非常に興味深い内容となっている。

量を求めるコミュニケーションの制度疲労。その背後から着実に顕在化しつつある新しい波。その少しづつ大きくなる音を聞き取ることができれば、次のビジネスチャンスを捉えることができるだろう。

本書はその兆しを実感できる貴重な1冊である。

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