アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

比べない、競争しない。日々を楽にする禅的生き方とは。

曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明氏が書いた「競争からちょっと離れると、人生はうまくいく」を読んだ。



かのスティーブ・ジョブズが多大な影響を受けていた禅宗。その教えをわかりやすlく世の中に伝え、迷える人に手を差し伸べているのが枡野氏だ。

出版されている著書も多いのでご存じの方も多いだろう。

そんな枡野氏、本書では、サブタイトルに「禅的、比べない、責めない、こだわらない生き方」とあるように、現代社会を生きていく上で避けて通れない競争に自身が消耗されない様、心の有り様について教えてくれている。

避けて通れないと書いたが、本当に避けて通れないものか。私にとっても永遠のテーマである。かつて所属した広告業界はコンペが前提の業界で、良くも悪くも競争ありきの業界だった。そんな私が言うのも何であるが、実は今も競争は大の苦手なのだ。

そんなわけで手に取った本書、予想以上に得るものが多い1冊だった。

競争で自分をすり減らさないために大切なこと。それはまず人と比べないことであると枡野氏。勝ち負けは誰かが決めるものではなく、自分自身の考えひとつであるのなら、白黒つけなければぐっと気は楽になる。

そしてさらに枡野氏が重要だとしているのが、自分だけの「ものさし」を持つこと。それも禅的な「ものさし」ならなお良いと。

そもそも「禅的」とはどういうことだろう。

枡野氏いわく、禅の教えでは勝ち負けのような「結果」は重要なことではなく、目を向けるべきは「プロセス」なのだそうだ。
なるほど「結果」に意識を向けなくなることで、競争原理から抜け出すことができる。

例えば、仕事でも「このくらいでいいじゃないか」という思いがある一方で、「いやいや、もっとやれる。」という思いが。
そうした自分自身の思いのせめぎあいこそ、真の競争なのである。

冷静に考えてみれば、確かにその通り。

競争相手を「他人」から「自分」にシフトすることで、他人との比較が必要なくなる。これが禅的な「競争からちょっと離れるコツ」なのだそうだ。

人だけでなく会社でもそうだろう。

競争が弱まるどころかますます強まっている気さえする現代社会。同業種だけでなく近頃は異業種からも、想像だにしなかった敵が現われ競争を仕掛けてくる。

そんな時、考えるべきはライバルとどう戦うかではなく、お客さまに対してどう向き合うべきかなのだ。

競争に右往左往してその場を凌いでも長くは続かない。

地に足を付けて自身の足元を見直す。競争からちょっと離れると、案外うまくいくのかもしれない。要は考え方ひとつなのだ。本書を読んで、そんな思いに至った。

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