アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

誰もがとりこになる、「高倉健」という生き方。

フリーライター谷充代さんが書いた『「高倉健」という生き方』を読んだ。



本書は谷さんが健さんと出会ってから25年。心の交友録とも言ってよい1冊である。

谷さんは1980年代半ばから2000年代まで、健さんをめぐって様々な取材を重ねてきた。
初めての出会いは31歳のとき。フリーライターとしての初めての仕事だったという。
すでに当時、大スターだったはずだから、羨ましいのと同時に相当な緊張感を伴った仕事だったと推測する。
相手が健さんだったことが、その後の彼女の運命を決定づけたといっても過言ではない。

その時の印象があまりに鮮烈で、以来ペンとノートを手に健さんの後を追いかけ続けるようになったという谷さん。

実際ここからが凄い。

健さんを追いかける取材の旅は、日本国内にとどまらず、映画のロケ地となったアメリカ、ヨーロッパ、アフリカにも同行。
執りつかれたと言う言葉がふさわしいような追いかけ方だ。

その気持ちを健さんも素直に受け入れたに違いない、それぞれの旅に彼女との珠玉のエピソードが残されている。

そのひとつひとつは、本書を読んで頂くとして、すべてに共通するのは、健さんの思いやりのこころだ。
しかも、決してスターという偉ぶったものではなく、人間、高倉健しての優しさに溢れている。

出会った人、誰ひとりとして健さんを悪く言う人がいない、そして、そのすべての人がもう一度出会いたいという理由が、あらためてわかるというものだ。

不器用で寡黙ではあるが、身体の中には暖炉のような火が燃え、出会った人の心を温める。

演技はもちろんであるが、その人柄に置いても、不世出のスター、健さん。できることなら、私も一度でいいから出会いたいと思っていたが、その願いは永遠に叶わない。

読後の感想はひとこと、「谷さん、うらやましすぎる!」

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