アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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時代を超えて勝ち残る、レジリエントカンパニー。

コンサルタントでありリーダーシップアカデミーTACL代表のピーター・D・ピーダーゼン氏の書いた「レジリエント・カンパニー」を読んだ。



「レジリエント・カンパニーとは、危機に強く、回復力が強い。耐性があるだけでなく、事業環境の変化を次なる発展や成長のバネにでき、しなやかさを発揮できる。そして、働き手と顧客を虜にし、社会から広く支持、応援される。」ピーダーゼン氏はそんな企業をイメージしているそうだ。

デンマーク生まれのピーダーゼン氏。ではあるが、日本在住はすでに20有余年。コンサルタントとして国内外の数多くの企業とつきあいがあるそうだ。時期的にはまさに日本においての失われた20年、この間に大きく成長した欧米の企業と大きく後れをとった日本企業の現状、双方に精通している、数少ない外国人なのである。

本書はそんなピーダーゼン氏が世界の優良企業20社を調査してその共通する経営の原理原則を取りまとめたもの。
そのキーワードが「レジリエント」なのだそうだ。

レジリエントは日本語だとややなじみにくい言葉であるが、東北の大震災以降使われる機会が急速に増えてきた言葉、耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。

さて本書でピーダーゼン氏は、レジリエント・カンパニーの条件として3つのA(トリプルA)を紹介している。

アンカリング(Anchoring)
自己変革力(Adaptiveness)
社会性(Alignment)

詳細は本書を読んで頂きたいが、

ポイントは、

理念や価値観を企業としての拠り所にしていて、社員や顧客を引きつけている。

時代の変化に合わせて機敏に行動できるカルチャーや組織を作っている。

社会の方向性と自社の戦略と行動のベクトルが合っている。

そして、社員や顧客、世の中と積極的につながろうと努力していること•••

ひと昔前ならエクセレント、ビジョナリー、グレートと言った企業像がそれぞれの時代の象徴であったが、その流れで本書を読むと、世の中から共感を呼ぶ企業像の変遷がよく理解できた。

「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」
ご存知レイモンドチャンドラーの言葉を引用して本書を締めているが、それはこういう意味だそうだ。

稼ぐ力がなければ、勝ち残れない。稼ぐ以上の力と魅力がなければ、生存・発展する資格がない。

稼ぐ以上の力と魅力とは。

厳しい時代だからこそ、社員から顧客から共感を呼ぶ企業の姿勢が問われるのだと思う。

出でよ、日本のレジリエント・カンパニーである。

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