アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

個人も企業も、時間を切り売りする時代に。

フロンティア・マネジメント代表取締役、松岡真宏氏が書いた「時間資本主義の到来」を読んだ。



副題にあるように、自分自身の時間価値をどこまで高められるかがテーマだ。

そもそもなぜ今、時間価値が注目されるのか。

それに対して松岡氏は、2つのポイントを挙げている。

ひとつ目のポイントは、私たちを取り巻く環境変化。

特に大きいのが、いつでもどこでもネットとオールウェイズオンの状態を創り出したスマホの急速な普及だ。これによりすきま時間を有効に使うことができるようになった。

二つ目は、私たち自身の変化。

長期トレンドである高齢化と都市化が要因だそうだ。

この2点をポイントとして、本書で松岡氏は本格的な時間資本主義の到来を、さまざまな事例とともに解き明かしている。

そんな中、思わず身を乗り出しそうになったこんな話も。

それは、クリエイティブな人たちがいま、軽井沢に集まっているというもの。

アメリカのシリコンバレーのように、類は友を呼ぶではないがクリエイティブな人のそばにいることがクリエイティブなビジネスには何かと都合が良いということらしい。特に時間価値という点では移動が必要ないことも大きい。

そういえば少し前に、マイクロソフトのビル・ゲイツが密かに軽井沢に別荘を建てているという噂がネットを騒がせていた。まさか時間価値を考えてというわけでもあるまいが(笑)

いまあらためて世の中を見渡してみると、すきま時間を上手にマーケティングしてビジネスを伸ばしている企業群がある。ソーシャルゲームを展開する企業だ。

地下鉄に乗ると夢中にスマホに向かっている人たちを見かけるが、そのほとんどの人たちが短い時間を利用してスマホゲームに興じている。

松岡氏は本書でこの現象を、

「すきま時間×スマホ=時空ビジネス」

として、時間資本主義の到来を告げる象徴例として取り上げている。

モデュール発想ともいうべき短時間を活かしたビジネスが今後あらゆる分野でますます注目されることは間違いない。
それだけではなく、私たちの働き方も当然変わってくる。
今から備えておいたほうが良いだろう、それほど時間価値は重要な時代のキーワードになりそうな予感がしている。

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