アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

中小企業にも使えるドラッカー理論。

差別化戦略コンサルタントの藤屋伸二氏が書いた「ドラッカーの黒字戦略」を読んだ。



藤屋伸二、通称「日本一わかりやすくドラッカーを伝える男」。

この藤尾氏、ドラッカーを大学院の修士論文に取り上げて以来、ドラッカー理論の完全攻略に取り組み、著書は200回以上、読みこんだそうだ。


ドラッカー本は中小企業には扱いにくい。
一般的にそう言われることが多いようだが、実際、私自身もそんな思いを抱いていた。

そんな中、本書で藤尾氏は、中小企業でのドラッカー理論の活用に取り組んだ。

テーマはドラッカー理論による黒字化戦略。

利益は目的ではなく結果であるとするドラッカーの考え方、その点で直接的に黒字にこだわる点が新鮮。同様のドラッカー本とは明確に一線を画している。

さてその黒字戦略の内容であるが、藤屋氏は次の4つに分けて展開している。

(1)すぐ黒字、 (2)より黒字、 (3)さらに黒字、 (4)ず~っと黒字

そして、それぞれの目指すところで、個別のポイントをていねいに解説と至れり尽くせり。

藤屋氏いわく、「経常利益率5%以下は赤字経営と思え」。

私の感覚では、5%を超える経常利益率は価格競争に巻き込まれていては実現は難しい。

藤尾氏は事業の再定義と言っているが、まさに顧客視点でのビジネスモデルそのものの再設計が問われているのだと思う。

考えてみれば、社員を幸せにするためにも、高い顧客満足を実現するためにも黒字化は必須だ。そういう意味では、ともすると理想に偏りがちなドラッカー理論に現実味を与えた、貴重な1冊と言えるかもしれない。

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