アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

学んでおいて損はない、ビジネスモデル思考法。

兵庫県立大学教授、川上昌直氏が書いた「ビジネスモデル思考法」を読んだ。

副題に、ストーリーで読む「儲ける仕組みのつくり方」。



ビジネスモデルというと、企業では日常的に会話の中で交わされる言葉であることは間違いない。しかしながらそれが正しい意味で使われているかというと、大いに疑問が残るところ。

そもそもビジネスモデルと事業計画の違いを述べよと言われて正しく答えられる人は皆無、と言っても過言ではないのではないか。

本書はそんなビジネスモデルとは?を正しく理解するのに最善の1冊である。

理由は2つ。

ひとつは、ハイブリッドフレームというビジネスモデル開発のフレームワークを学べること。
ビジネスモデルのフレームワークというと、有名なのが、ビジネスモデルキャンバスだが、このハイブリッドフレームは顧客価値提案と収益性という、ビジネスモデルに欠くことのできない2つの重要な要素を並列的に考えることができるという点において、ビジネスモデルキャンバスより使いやすいかもしれない。

もう1点は、ストーリーで全編展開されていて、読み進めるうちに自分事として自然にビジネスモデル発想が身に入ってくること。

ストーリーの舞台はレオニアスという傾きかけたシューズメーカー。起死回生を狙ってビジネスモデルの改革を託された須藤が悪戦苦闘の末に、ついに新たな顧客価値と収益を両立させた大ヒットにたどり着く物語だ。

あらゆる商品・サービスがコモディティ化する今、イノベーションにつながるビジネスモデル発想は企業人には欠くことのできないスキルになってきている。

ビジネスモデルについて書いた本は数あるものの、実践的に使える本となるとなかなか見あたらない。そんな中では現時点でピカイチの1冊と言えるのではないだろうか。

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