アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

仕事ができる人は、言葉ができる人。

電通のコピーライター、渡邉洋介氏が書いた『「そのひと言」の見つけ方』を読んだ。

「そのひと言」の見つけ方

今、コピーライターブームが来ている。

私がそう感じる理由は、コピーライターの書く書籍がこのところ立て続けに出版されていること。
しかもそのうち何冊かはベストセラーになっている。

それでは、なぜそれほどまでにコピーライターの書く本が売れるのか?

思うに、ほとんどのビジネスにおいて商品やサービスがコモディティ化していく中で、他者との違いを際立たせるために「言葉の力」が求められているからだと思う。

本書はまさにそんな流れを決定づけるような1冊。「言葉の力」を磨く実践的手法(=コツ)を紹介する本だ。

電通の現役コピーライターである渡邉氏は、自らの豊富な経験から、書くコツ、選ぶコツ、練るコツ、粘るコツと、シチュエーション別にそれぞれ10のコツ、計40の「そのひと言」を創るコツを紹介している。

思いついた言葉をぜんぶ書きだす、100個書いて1個だけ選ぶを繰り返す、など、ほとんどが王道とも言えるような、コピーライターが実践している方法であるが、それだけに魅力的なひと言を生む確率が高いと言えるのではないだろうか。

そんな中で、意外と気付いていないコツが、書くのでなく「見つける」。

渡邉氏に言わせれば、「何かよいコピーを書こう」ではなく「何かよいものが見つけられないかな?何かよい事実を発見できないかな?」という感じだそうだ。

さらに渡邉氏はこう続ける。

コピーライターの仕事をひと言でいうと、「みんなが思っていること」を、みんなとは違う言葉で書く人。

みんなが思っていないことを書いたら、誰にもわかってもらえない。でも、みんなが思っていることを、みんなと違う言葉で書けたら「あ、こういうふうに言ってほしかった!」となる。それを書ける人がコピーライター。

そのみんなが思っていることを自分が制作して書くのではなく、事実として見つける。そして見つけたらその先がコピーライターの仕事で、みんなが使わない言葉、手垢のついてない表現で、ちょっと新鮮な文章を考えるのです。…(以上、本書から引用)

その昔、コピーライターは企業の想いを分かりやすい言葉に変換する翻訳家。そんな風に教えられたことがあったが、それに近い感覚だと思う。

キャッチフレーズならわずか10文字でも成立する。まさに、たかがコピー、されどコピーである。

コピーを自由に操れるようになれば、ビジネスがうまくいく確率が高まることは間違いない。もし今、顧客とのコミュニケーションで悩んでいるのであれば、ぜひ一読をおススメする。



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