アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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ゆるいつながりが、セーフティネットになる。

フリージャーナリスト、佐々木俊尚氏が書いた「自分でつくるセーフティネット」を読んだ。



副題に「生存戦略としてのIT入門」とあることからもわかるように、これからの時代、ITを活用することで、個人がどのように生き残っていくかを指南してくれる本。

佐々木氏がこのテーマにこだわる理由は、従来日本の社会に存在していた「情」のセーフティネットが機能しなくなってきていることにあるという。

その危惧が佐々木氏のペンを走らせた。

倒産した、リストラされたとなると、再び定職に付くことすら難しい。生き馬の目を抜くなどというが、冷酷な野獣になって「理」だけで生きていける人はほんのひと握りしかいないだろう。

それでは、そうでない普通の私たちは、どのように考えて行動してゆけば良いのか?

佐々木氏は、その答えとして、次のような時代感を持つことを提唱している。

・総透明社会の時代
・ゆるいつながりの時代
・見知らぬ人を信頼する時代
・「善い人」が生き残る時代
・生き方そのものが戦略になる時代

どうだろうか。
本書を読んで頂けばわかるが、佐々木氏が上記を実現する鍵としているのが、SNS、特にフェイスブックの存在だ。

自分自身を丸見えにする、ゆるくつながる、見知らぬ人を信頼する、このあたりは実際にフェイスブックを使っている人なら体感的に効果を理解できるであろう。

特にゆるいつながりは、強い絆に対して、欧米でもウィークタイズと呼ばれ注目を集めているそうだ。

強い絆は一見崩れにくそうだが、長期的にみると意外と脆い。逆にゆるいつながりの方が長続きするという研究結果も出ているらしい。

SNSによる個人情報の漏洩が取り沙汰されているが、そもそも完全プライバシーがあり得ない世の中で、隠すよりはあえて晒す方がよほどメリットがあると佐々木氏。

その考えには私も全面的に賛同する。

リスクを恐れてSNSを使わないという考え方は、これからの世の中にはそぐわないと肌で感じているからだ。

「理」より「情」が勝つ世の中。
裏表のない、善い人が信頼される。

正直者が得をする。
そんな時代がやってきている、本書を読んでその想いを強くした。


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