アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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グッバイ、おっさん資本主義。ウェルカム、女性資本主義。

エステサロン、ミュゼプラチナムを全国展開するジンコーポレーション社長、高橋仁氏が書いた「女性資本主義論」を読んだ。



高橋氏、経営の才だけでなく、文才の方もなかなかのもの。

「リアルフリーのビジネス戦略」「運命のバーカウンター」と、書くたび毛色の違う作品を世の中に送り出し、そして今回の「女性資本主義」ときた。

中でも今作は出色の出来、後世にも残りそうな、これからの時代の予言書とも言える1冊に仕上がっている。

テーマは、存在が薄くなりつつある「おっさん資本主義」対ここにきて一気に存在を増しつつある「女性資本主義」。

どう考えても分が悪そうであるが、ところがどっこい、「おっさん資本主義」はまだまだしぶとく生き残っているのだ。

さて、その「おっさん資本主義」、おじさんたちの好む言葉は「競争」「売上と利益」「新規開拓」「ターゲットと攻略」・・・

確かに高度成長期はこれでよかった。市場はどんどん拡大し、利己的に振る舞っても、ほとんどの人がそれなりに恩恵を被ることができた。

しかし、問題が浮上してきたのは21世紀に入ってから。

特にリーマンショック以降は、さまざまな問題の噴出が止まらない。
たとえば地球規模の環境破壊、ますます拡がる貧富の差、成果主義の行く末のブラック企業の台頭、原発の問題もそのひとつだろう。

そんな中で始動し始めたのが、高橋氏が言うところの「女性資本主義」なのである。まさに出るべくして出てきた、これからの時代の価値観と言ってもいい。

「誠実さ」「利他的」「共感力」・・・

競争ではなく共生を前提とした新たな経済システムの息吹が、すでに時代に敏感な人にはいろいろな局面で感じられているのではないだろうか。

問題なのは、経営者や幹部にその気づきを持てている人が少ないこと。

時代とのズレがますます大きくなる中で、売上げ、利益を上げるために社員への負荷、環境への負荷をますます増大させることになる。

ひとりでも多くの経営者が気づくことが、世の中を変えていく唯一の方法と言っても過言ではない、それほど価値観の転換が求めらている時代なのだと思う。

「女性資本主義」。
アベノミクスよりよほど良質な影響を世の中にもたらすと思うが、いかがだろうか。

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