アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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推奨者を有能なマーケターに変える、アンバサダーマーケティング。

アンバサダーマーケティングのパイオニア、ズ―べランスの創業者兼CEOであるロブ・フュジェッタの書いた「アンバサダーマーケティング」を読んだ。



アンバサダーとは、推奨者、熱心なファンのこと。アンバサダーの存在は今に始まったことではないが、なぜ今、アンバサダーに注目が集まるのだろうか。

その最大の理由はずばり「広告ではなく、口コミを信じる時代」になったからだ。幾つかの調査データもあり、そう実感している人も多いはずだ。といっても今すぐ広告がなくなるわけではく、未だ企業の多くは広告費に相当の金額を割いている。

ゆえに、今マーケッターにとって重要なのは、まずその事実を認めることにあるし、そこから新しい時代のマーケティングを考える旅が始まるのではないかと私は思っている。

何はともあれ、広告が効かなくなったのは事実だろう。
本書でフュジェッタは、売りたいなら、広告を使うのではなく、アンバサダーを探し出せと言っている。

先にも書いたとおりフュジェッタがそう語る理由は、インターネットが進化しSNSで個人と個人がいつでもつながることが可能な時代になったからだ。
企業について、商品について、ネットの上では日常的に口コミが飛び交っている。
この傾向は、今後さらに形を変えて進化することはあっても、後ずさりすることは決してない、それはSNSを一度でも使ったことがあれば、体感としてわかることではないか。

日本とは少し事情が違うとは思うが、欧米ではすでにスターバックスやフォード、バージン航空などがアンバサダーマーケティングを取り入れて成果を残しているという。

本書では、パイオニア的存在であるフュジェッタのマーケティング理論が実践方法を含め詳細に紹介されている。
ポイントはあくまで報酬を渡さないこと。彼らの企業に貢献したいという気持ちに報いる、そんなパートナーシップとも言うべき姿勢が大切だということだ。

そしてフュジェッタは企業がアンバサダーを見つけるために「究極の質問」というものを用意すべきとしている。それは、「この企業を誰かに薦めたいと思いますか」というもの。迷わずYESと答える人がアンバサダーであり、一種の踏み絵のようなものとも言える。

旧来のマーケターからみれば、一過性のマーケティング手法に見えるかもしれない。ただ企業にとって利益を出すことがまずます難しくなっているだけに以前のように広告費を捻出できない現実もある。そろそろ新たなマーケティング手法を模索してかなければならないタイミングでもあるだろう。

まずは小さなところから試してみる。そんな価値観を持つことが今は大切なのではないか、本書を読んであらためて思った次第。気付いている企業はすでに一歩も二歩も先に進んでいる。

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