アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

成功するから幸福になるのではなく、幸福だから成功する。

博報堂のコンサルティングチーム、博報堂ブランドデザインによる「2回以上、起業して成功している人たちのセオリー」を読んだ。

2度、3度と複数回の起業を成し遂げている人を、「連続起業家」と位置づけ、その連続起業家に共通する成功の法則を解き明かそうというのが本書のテーマである。

本書に登場する連続起業家は、ガンホーの孫泰蔵氏、リバティの家入一真氏など有名無名、計21人。

いずれも個性的であるが、それ以上に既成概念に捉われない柔軟な思考の持ち主であることがまずは印象に残った。

さて本書では、その21人に共通する「コトを起こし成功する」8つのセオリーを紹介している。
その8つとは、

1.市場調査を信じない
2.事業計画にこだわらない
3.キャリアを積み重ねない
4.度胸で勝負しない
5.運がいいと信じている
6.「なにを」より「だれを」
7.「弱み」に徹する
8.「競合」より「協業」

以上。

こうして眺めてみると、まずクローズアップされるのが、すべての思い込みから自由になること。「「こうでなければいけない」は「なぜこうでなければいけないの?」という疑問として投げ返される。そこから新しいビジネスの種を見つけているのが特徴的だ。

さらに、とかく起業と言うと自分で思いついたアイデアを自分で実行するという自己完結型が多いように見受けられるが、それでは客観性に欠けると言うことで、自分の弱さを補完してくれるようなパートナーを見つけることが重要であると。

そして、私がいちばんなるほど!と感じたのが、8.の「競合」より「協業」という価値観。
ほとんどの連続起業家が、同業と闘うという意識がなく、むしろライバル会社であっても手を組んで、競争という余計な行為に労力を費やすことなく、本来の事業に注力しているということだ。そこには世の中を変えるというもっと大きなミッションの存在があるからではないだろうか。

当たり前のことを当たり前で済ますのではなく、小さな気づきを見つけること。
ひとりではできないことを仲間と業界の枠を超えて取り組もうとする強い想い。

1度の成功ではたまたまということもあり得るが、2度3度となるとさすがフロックで片づけるわけにはいかない。
それだけにひとりひとりの言葉には説得力がある。

8つのセオリーすべてを取り入れることはなかなか難しいのかもしれないが、そのうちの1つ2つでも試してみることで意外と今直面している壁を突破できるのかもしれないと感じた。

大切なのは頭で理解することではなく行動、すべてはそこに帰結する。連続起業家が連続起業家たる所以である。

ちなみにタイトルに掲げた言葉は、「おわりに」で博報堂ブランドデザインの宮井氏が引用した、アメリカのビジネスコンサルタントとして著名なショーン・エイカー氏が提唱する「ハピネス・アドバンテージ」の考え方。連続起業家を取材する中で、大変な現実の中にありながらも、皆が共通して楽しそうであることからこの言葉を思いついたそう…。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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