アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「競争」から、「共感」へ。社員も顧客も幸せにする、グレートカンパニー。

船井総合研究所執行役員、コンサルタントの五十棲剛史氏が書いた「競争をやめれば会社は強くなる~グレートカンパニーへの道」を読んだ。



10冊以上ある五十棲氏の過去の著作はすべて読了するほどの隠れ五十棲ファンの私、正義の経営という著書もあるように、今回の新刊もまさに五十棲氏らしさ全開の1冊である。

特にここ数冊は五十棲氏が中心となって制定した新しい船井総研の新たなタグライン「明日のグレートカンパニーを創る」がベースになっており、そういう意味では本書はその集大成と言ってもよい。

五十棲氏の考えるグレートカンパニーは、これからの企業のあるべき姿そのもので、次のように定義している。
社会的価値の高い「理念」のもと、その「企業らしさ」を感じさせる独特のビジネスモデルを築き上げ、その結果、持続的成長を続ける会社。

五十棲氏いわく、売上至上主義だから会社が疲弊し、業績も上がらない悪循環に陥る。
売上にこだわることをやめて、自社らしさを明確にしお客様の共感を獲得することに全力を挙げれば、おのずと売上も上がってくると。

そのために重要になってくるのは、ミッションをベースに経営のあり方そのものから再構築すること。そしてミッションに共感してくれるファン客を増やすこと。
特に今はインターネットがあるおかげで、評判は口コミ経由で一気に広がっていく。逆にお客様の期待を裏切れば悪い評判が拡がるスピードも速い。
良くも悪くもインターネットの影響力をあなどってはいけない。

あらためて言うまでもなく、ビジネスは「人」が行うものだ。特に五十棲氏が戒めるのは、社員を大切にしない経営。まず社員が経営者の経営方針に共感できなければ、お客様に満足を提供できるわけがないというのが五十棲氏の変わることのない、経営に対する基本姿勢である。

船井総研のコンサルタントは中書企業のコンサルティングをコンセプトとし事例も豊富に有していることが特長。本書でも「共感」経営を実践している企業のj例が豊富に紹介されている。

オンリーワンの存在として、社員を大切にし顧客満足を超えた顧客感動を提供するグレートカンパニー。
もちろんそこへ到達する道のりは安易ではなく時間もかかる。
しかしいったん到達すれば、ファン客が新たな顧客を呼び、ファン客が飛躍的に増えていく好循環に入ることができる。

年間自殺者が3万人を超す、なんとも不可思議な世の中。その原因の背景にあるのは、多くの企業で未だ続いている、社員の競争をあおる経営のありかたそのものだ。幸せな未来を築くためにも、もうそろそろ競争をベースにした経営を脱皮できなければならない。安易な価格競争は社員も家族も顧客も、最終的に誰も幸せにしないからだ。
1社でも多くのグレートカンパニーが世の中に増えることをただただ願うばかりである。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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