アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

経営者のリーダーシップとは『人への理解』『深い愛情』から始まる。

前作「ミッションの経営学」に続く田中道昭氏の新作「人と組織 リーダーシップの経営学」を読んだ。



冒頭の田中氏の言葉。

どんな大きな事業でも、どんな大きな組織でも、そこで活動しているのは「人」。
経営とは「人」の理解から始まる。
いまあるものをフルに活かした「ホワイトオーシャン戦略」で、
人も組織もあなたも生まれ変わる。

ホワイトオーシャン戦略とは耳慣れない言葉かも知れない。
それもそのはず、田中氏の造語で、競争が厳しいレッドオーシャン、競争のないブルーオーシャン、対してホワイトオーシャンは、自分たちがすでに持っている「マーケットや顧客」に「自分たちがすでに持っている強み」を発揮することで問題を解決する手法を指す。

つまり外部の競合や環境を意識するのではなく、あくまで問題解決を自社内のリソースに求めるもの。

田中氏は、組織は人の集まりだから組織も人と同じだと言う。

窮地に立つほど、人は足元が見えなくなると言うが、企業も同じで、どうしても売上が下がったり経営がうまくいかなくなると自社の良さを見失い、過剰な自信喪失に陥ってしまうパターンが多いという。

そんな企業こそ、自社内のリソースを最大限活かすために「人」のあり方を見直し、今いる人材をフル活用すべきと。

田中氏の理論は次の方程式で表される。

すなわち、「ミッション×ホワイトオーシャン×リーダーシップ」

経営者の明確な経営哲学をベースに、人間愛に溢れたリーダーシップにより、社内の人材をフルに活用する。

いたって明確だが、ここで重要なポイントとなるのが、経営トップの「人への理解」。

どんなに難解な経営理論を身につけても、基本的な人間理解がなければリーダーシップは生まれないと田中氏。

経営に一番大切なもの、それは人間愛という田中氏の深い愛情が、経営書であるにも関わらず静かな感動に近い読後感を提供している。

人間愛に富んだ経営者がひとりでも増えれば、今よりもう少し幸せな世の中になるのではないか。そう願いたい。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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