アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

遅くて低成長の途、速くて高成長の途、どちらの途を選ぶべきか。

マーケティングの権威、フィリップ・コトラーと弟のミルトン・コトラーの共著、「コトラー8つの成長戦略~低成長時代に生き残る戦略的マーケティング」を読んだ。



コトラーといえば大ベストセラーとなった前作「マーケティング3.0」で一躍時の人に。
それだけに新刊の登場を楽しみに待っていた人も多いだろうと推測する。

今回のテーマは、低成長時代の企業戦略について。8つのメガトレンドから分析している。

その中で特に私が興味を持って読んだのが、第8章の「社会的責任の卓越した評判で成長する」
企業のCSRの取り組みの必要性について解説している章だ。

ポーターが提唱するCSVでも言われているように、これからの企業には経済性と社会性の両立が必要不可欠になる。
そしてなにより透明性が監視される時代なのだ。

コトラー兄弟は、企業の評判を決定づける主な要因として次の5つを挙げている。

1.その企業は、卓越した品質の製品やサービスをつくっているか。
2.その企業は、長期間にわたって利益を出しているか。
3.その企業では、良いマネジメントや発想豊かなマネジメントが行われているだろうか。
4.その企業は、従業員、サプライヤー、流通業者に対して献身的だろうか。
5.その企業は、社会的責任を意味のある方法で示しているか。

いずれも重要であることがわかっていても生半可では実現が難しい要因ばかりだ。
ある意味、経営者の覚悟が試されていると言っても過言ではない。

当たり前の話ばかりで派手さにかけると揶揄された時代もあったコトラーの経営論であるが、派手さにかける分、普遍的であると捉えることができる。
ベストセラーになった「マーケティング3.0」をまだ読んでいない方にはぜひセットでの読書をオススメする。

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