アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今企業が最もやるべきこと。売ることではなく<ファン>をつくること。

濱畠太氏の書いた「小さくても愛される会社のつくり方」を読んだ。中小企業のブランディングの必要性について書かれた本である。



濱畠氏は、鈴鹿サーキットの広報を皮切りに柿安本店の広報を経て、現在は大東建託の宣伝・PR担当。つまりは現職の企業の宣伝担当が書いた本ということ、そして私自身もかつて柿安本店のCM制作に関わったこともあり、特別な想いを持って読んだ。

文章量として200ページ弱、非常にわかりやすくまとめられており、ほぼ3時間程度で完読。
そういうと、中身が薄いのでは?と思われるかもしれないが、ブランディング関連の本としては、ツボを押さえたなかなかの内容である。

特にこれからブランディングに取り組もうと考えている企業の経営者や幹部、あるいは今一度ブランディングとは?を整理してみたい方、そんな方々には今おすすめできる最適な1冊という印象を持った。

本書で書かれているテーマは、ずばり中小企業の企業ブランド構築。
企業に安定的な利益をもたらし、企業を発展させる源、それこそ企業ブランドの力と濱畠氏。

濱畠氏の考えるブランドの根本は、大きさや売上額ではなく<姿勢>と<ハート>
あくまで本書のタイトルにもなっている、心を重視した“愛される会社”を創ることなのである。

思えばかつて作れば売れる高度成長期という時代があった。
しかし今は、どの市場もシュリンクが当たり前の時代。一時的に売上が急増したとしても長続きしない。それどころか売ることばかり考えていると一気に顧客は離れて行ってしまう。私自身も広告会社にあって、そんな末路の会社をいくつか見てきた。

今の時代に大切なのは、濱畠氏もいうように、長期に渡る<ファンづくり>。

売る前に、事業を通して社会をどうより良く変えていくか、どのように社会に貢献していくか、そういった企業の姿勢に共感することで、商品が売れ、企業の成長が支えられるのである。営業力はない方が、かえって長続きするかもしれないのだ。

この本には、あっと驚くようなテクニックは書かれていない。今すぐ結果につながる妙案が載っているわけでもない。

時間がかかってもやるべきことをコツコツと愚直に貫き通す、その軌跡がすなわちブランディング。その意味、価値を1冊を通して教えてくれる。

その大切さに気付かされるだけでも読む価値があるというものだ。
同じ企業内で自社のブランディングに関わる立場としても、元気を頂いた気がする。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://adrunner.blog38.fc2.com/tb.php/1299-9d73ea82
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。