アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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あなたなら、どうやって自分の会社をつぶすか?

イノベーション関連の教育および調査を提供する研修会社、フューチャーシンクのCEO、リサ・ボデル氏が書いた『会社をつぶせ~「ゾンビ組織」を「考える組織」に変えるイノベーション革命』を読んだ。



いきなり「会社をつぶせ」とは、ぶっそうな!と思われるかも知れない。
経営者が見たら眉をしかめそうなタイトルであるが、読み進めるとタイトルの本当の意味がわかり、なるほどと納得できる。

テーマは、現状維持が第一の「ゾンビ組織」を、主体性のある「考える組織」にするには何をすべきか?

ボデル氏がその答えとして、フューチャーシンクで顧客企業に提供しているエクササイズが、本書のタイトルにもなった「会社をつぶせ」というわけだ。

そのエクササイズの骨子は「競合相手が自分の会社を打ち破るにはどうすればよいのか?」と問いかけること。

自社が競合企業を、ではない。競合企業があなたの会社を、だから過激だ。
通常であれば「どうやって競合相手を打ち負かすか」を議論するのだから、まったく逆の発想になる。

そもそも企業規模が大きくなると、大抵の企業は守りに入り、効率性や短期的な成果に気を取られることになりがちだ。それが進むと企業も社員も硬直状態に陥り、気がつくと取り返しのつかない状態に。
大企業でトップがイノベーションを重要課題に掲げても、掛け声倒れに終わってしまうケースは大抵、こういった状態が背景にあることが多い。

エクササイズ「会社をつぶせ」は、さまざまなしがらみを解いて、今まで言えなかった自社の弱点や欠点を、ライバル会社の視点で徹底的にさらけだす。
そしてさらけ出されたリストに優先順位を付け、ひとつひとつ解決する方法を探していくというものだ。

広告業界には昔から批判禁止で自由にアイデアを出しあう「ブレーンストーミング」というアイデア開発手法があるが、「会社をさらせ」はそのブレーンストーミングをさらに過激にした印象がある。

正直最初は、何事もオブラードに包むことが美徳でありがちな日本の土壌では難しいかもしれないと感じた。

一方で、改善では乗り切れない、改革こそが求められている厳しい世の中であることも間違いない。

それだけに一度取り組んでみる価値があるかもしれないとも思う。それほど的を得た、目から鱗のボデル氏の考え方であった。

その他にも本書では、「ゾンビ組織」を「考える組織」に変える、フューチャーシンクが開発したさまざまなイノベーション推進手法が紹介されている。

自分の会社をつぶしてはじめて、イノベーションを生み出し、競合相手をつぶすキラーカンパニーへと変貌できるとボデル氏はいう。

さて、あなたは、自分の会社をつぶすことができるだろうか?

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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