アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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投資家が、お金より大切にしたいこととは?

投資信託「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの創業者でファンドマネージャーの藤野英人氏が書いた、“投資家が「お金」よりも大切にしていること”を読んだ。



本書は、藤野氏が長年かけて築いてきた「お金の本質とは何か?」についての自身の持論をまとめたもの。

お金は汚い、投資=金儲けは短絡的な見方であって、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出している恥ずべきこと。藤野氏はお金に対する世間の多くの人の偏った考え方を一刀両断する。

そして、お金について考えることこそ、「生き方」「働き方」を真剣に考えることに通じる、と。

私自身も正直、投資というものに対して藤野氏が指摘するような偏見を持っていた。なぜなら、株式投資で一喜一憂した人たちを何人も見たり聞いたりしてきたからだ。特にバブル崩壊後の凋落を知るにつけ、やはり株式投資は手を染めてはいけないものと漠然とではあるが考えてきたように思う。

その考えが少し変わったのは、先日も紹介した澤上投信の澤上氏の「応援投資」という思想を知ってから。
応援投資とは、目先の利益を追求して短期で株を売買する考え方と正反対の、自身が心の底から応援したいという会社の株式を長期に渡り保有するというもの。

あくまで儲かりそうだから株を買うのではなく、応援したい企業が成長することによって結果として投資益としてお金が還元されるわけである。ニワトリが先か卵が先かという感じもあるが、見方によって考え方は180度違ってくると言っても過言ではない。

本書の著者、藤野氏も同様の考え方だ。藤野氏の方針は「成長する会社」への投資。

藤野氏の持論は「真面目な会社しか長期的に利益を上げることはできない」。
短期的には、株主や従業員やお客さんのことを考えないような「不真面目な会社」が利益を上げて、その株価が上がるようなことがあっても、そういう会社は長期的に見れば、必ず凋落するという。

だからこそ歩みは遅くても株主だけでなく社員もお客さんも大切にし、成長し続けることに何よりの価値があるというものだ。

成長するためには常に変化していなければならない。さらには変化こそ安定と藤野氏は言っている。

本書は冒頭に書いたとおり、お金の本質を問いかけることがテーマであるが、読み方によっては、真面目に生きる人への応援歌でもある。

成長し続けることの大切さ。それが何にもまして貴重であり価値があるという藤野氏の熱い想いがそこかしこに散りばめられている。

澤上投信の澤上氏、ひふみ投信の藤野氏、そして鎌倉投信の鎌田氏。利益のみを求めない意思を持った投資家が少しづつ世間で評価を高めている。

彼らの考え方に共通するのは、正しい考え方をする会社が結果として長く生き残る素晴らしい会社になるということだ。経営者はそんな会社を目指さなければならないとあらためて思う次第。

明確な意思で投資を受けた「未来に残したい会社」が一社でも増えれば、今より素晴らしい社会になることは間違いない。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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