アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

再生の切り札、マーケティング立国ニッポン。

神岡太郎一橋大学教授と博報堂エンゲージメントビジネスユニットが共同で書いた「マーケティング立国ニッポンへ」を読んだ。



CMO(チーフマーケティングオフィサー)、最高マーケティング責任者。

トップマネジメントにおいてマーケティング全体に責任を持つポジションとして、欧米の企業では当たり前の存在となっている。
ところが日本の場合、CMOがポジションとして確立されていないどころか、その存在自体が知られていない。

製品自体は素晴らしいのに顧客が価値だと認識するものとのズレが生じ売れ行き不振が続いている日本製品。
その大きな原因のひとつがCMO不在にあるというのが著者たちの主張だ。

しかしながら、ただちにCMOを設けるのは現実的ではないし、設けただけでは意味がない。
そこでCMOを仮想的な機能と見なして、その「CMO機能」を果たすチームを実現することから始めるのが日本企業にとっての有効な選択肢だと提案しているのだ。

なかなか概念的に難しそうだが、本書ではこのCMO機能を企業が備えるための参考事例として、セイコーマート、宝島社、東京海上日動システムズの例を挙げ、わかりやすく解説してくれている。

事例を読むにつけ、確かに生い立ちも企業文化も違う日本の企業においては、CMOの設置よりはCMO機能を果たすチームを設置するほうが現実的な選択であると思えてくる。

さらに、本書ではCMO機能を補完する重要デジタルピースとして次の5つを挙げている。

・ビッグデータ
・スマートデバイス
・ソーシャルメディア
・マーケティングダッシュボード
・マーケティングROI

いずれも今のデジタルマーケティングに欠かせない要素ばかり。
この5つのピースを柔軟に組み合わせることにより、企業マーケティングに新たな光明が射してくることは間違いないだろう。

CMO機能の充実によるマネジメント力と組織力の強化。あなたの会社でもいかがだろうか。

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