アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

利益から理念へ。厳しい時代に成長を続ける「自己覚知」の経営。

CWM総合経営研究所の杉田圭三、杉田一真氏の共著「なぜ、この会社の成長は止まらないのか」を読んだ。



タイトル通り、この厳しい時代にあっても、景気の影響を受けることなく成長を続ける企業の強さに共通するものは何かを解説している。

二人が掲げるその共通するものとは、「自己覚知」の経営。

「自己覚知」=自分に気づき、自分を知るということ。

経営者がその役割と責任を「自己覚知」すればするほど、最適な経営執行が実現されるのだそうだ。

自己覚知経営を実践して会社を成長させている企業の代表例として登場するのが、
しまむら、ヤオコー、ハイデイ日高屋、サイボクハム、ユー・コーポレーションの5社。

いずれの会社も、知名度はそれほどでもないが経営方針にはトップの確固たる信念が貫かれており、己を知ることで業界のオンリーワンと言っても良いポジションを獲得している。まさに「自己覚知」の賜物と言ってもいい。

著者は、この5社の自己覚知経営を支えているものとして、

1.独自性のある優れた企業理念(=経営哲学)
2.理念を現場に落とし込む仕組みづくり

を挙げている。

そしてなぜ「自己覚知」が経営に必要かという問いについては、
今は時代が大きな転換期にあり、古いパラダイムが通用しなくなりつつあることが大きいとしている。

産業界の価値観が、古いパラダイム下では「収益性・合理性優先」であったものが、新しいパラダイム下では「理念・使命感優先」に移行しており、利益中心の経営から理念・哲学中心の企業風土への転換を迫られていると。

消費者・生活者が容易に企業の情報を入手できるようになったこともニューパラダイムが求められる要因だろう。
創られたイメージや巧みなセールストークでは、すぐに本心を見破られてしまう。だからこそ、経営者の経営に対する信念(=本気度=思いの強さ)が需要なのである。

本書で紹介する「思い」の仕組み化と「場」の作り方により、業績が必ず上向くと杉田氏。

それほど重要な経営理念であるが、ほとんどの会社では額縁に納まり壁に掛けられ、いつしか忘れられた存在になっているのが現状ではないだろうか。

今こそ、額から取り出し再点検すべき時かも知れない。会社を成長させるヒントは意外と身近に眠っているのだ。

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