アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

選ばれた1%になるか、その他99%になるか。その一線を分けるものは?

知的生産研究家、そして新規事業プロデューサーである永田豊志氏の書いた「トップ1%の人だけが実践している思考の法則」を読んだ。



“5Aサイクルを回している人は、圧倒的に成功する確率が高い”というのが本書のテーマ。

ちなみに1%というのは、私たちのビジネス人生とほぼ同じ長さである40年続く企業はわずか1%しかない、というところからきている。同様に個人でも40年継続して成長できる人は100人にわずか1人しかいない、それほど貴重な存在ということを言っているのだろう。

さて5Aサイクルとは聞き慣れない言葉だが、それもそのはず永田氏の造語で、ビジネスを成功に導くイノベーティブな思考の循環システムを指す。長年の研究の結果わかった、ビジネスで成功している人に共通の考え方だそうである。

その5Aとは、次の5つ。

Awareness(認知)…顧客の抱える問題の認知
Approach(アプローチ)…問題解決のための従来と異なるアプローチ
Action(実行)…アイデアのスピーディーな実行
Analysis(分析)…仮説と実行結果の差異に対する分析
Adjustment(適応)…マーケットニーズに合わせた柔軟な適応

さらに永田氏は、この5つの循環を円滑に回すため、ぶれない軸=「Idea(理念)」の重要性を説く。

マーケティングでいう選択と集中を進めるにあたって、やるべきことやらざるべきことの判断を容易にするためにも、理念は重要ということだろう。

確かに理念がなくても短期的には成功できるだろう。しかし、継続的に成長し続けるためには、理念の存在は必要不可欠なものであることは間違いない。

先ほどの5つのAをあらためて考えてみると、いずれも今にはじまったことではない。それほど、ビジネスにおいての基本中の基本と言ってもいい要素ばかりだ。

しかし忘れてはいけないのは、今という時代がすべからく過去の常識が非常識となる時代だということ。

基本要素を、いかに常識に捉われることなく考え行動に移せるか、それが今と言う時代と過去との最大の違いなのだ。そこを間違えないようにしっかり押さえておく必要がある。

本書には実際に5Aのルールに則しビジネスを成功に導いた企業の例がたくさん登場する。

話の本筋とは逸れるが、本書を読んで、今人気爆発の「俺のフレンチ」が、ブックオフ創業者の沢田氏の新事業であることがわかった。革新的な飲食ビジネスとしてかねがね注目していたのであるが、ブックオフ同様ビジネスモデルとしてまさに5Aの王道を行っていることに感嘆するばかり。

私がこの本を買った最大の理由。
それは本書の冒頭に紹介されている、パソコンの父としてスティーブ・ジョブズにも多大な影響を与えたと言われるアラン・ケイのこの言葉。

「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」

イノベーションの入り口は小さな小さな気づき。だから、もっと考えよう。もっと観察しよう。気づきに年齢は関係ない。ましてや地位や過去の栄光は役にも立たない。あらためて教えられた気がする。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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  • 2012/12/21(金) 14:02:24 |
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  • 河合潤也 #SFo5/nok
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