アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

広告会社生き残りの踏み絵となるかもしれない、「反応型マーケティング」とは。

「ビッグデータ時代の新マーケティング思考」を読んだ。



デジタルインテリジェンス代表取締役の横山隆治氏。オプト取締役会長の海老根智仁氏。デジタルインテリジェンス取締役の鹿毛比呂志氏。以上3名による共著。いずれもデジタル広告の世界では著名な人たちだ。

このところ何かと注目の「ビッグデータ=SNSやメール、ブログなどでやりとりされる非構造化データの集積」であるが、本書はそのビッグデータをマーケティングに活用することにより、何が変わり何が始まるのかを予測、広告会社、アドマンが生き残るための新たな提案をしている。

広告に関する部分でいえば、いちばん影響を受けるのが、ターゲットの考え方。

広告会社の長い歴史において、まずはターゲットありきだった。
ターゲットを設定しないと、クリエイティブもメディアプランニングも成立しない。
それほどにターゲットは重要な要素だったのである。だった、と過去形で書いたのは、ビッグデータ時代のマーケティングにおいては、そもそもターゲット設定をする必要はないということだ。

ビッグデータ時代のターゲット論は、ずばり「反応した人がターゲット」なのである。

どういうことかというと、従来、マス広告はメディアの中の「枠」に対して送られていた。それがデジタル広告が主体となった今は「人」へ直接送ることができるようになり、その結果「広告に反応した人」をリアルタイムで捕捉、追跡することが可能になったのだ。
それが先の「反応した人がターゲット」が実現できる理由である。

今では広告を打ちながら全数調査し、瞬時にターゲットもクリエイティブ表現も変えることができる。

広告に長い間携わってきた人間からすると、「ターゲットがない広告戦略などありえない」となるのだろうが、これでは新しい時代には生き残れませんと自ら宣言しているようなもの。

まずこの思考を転換することが、ビッグデータ時代に生き残るための入り口となる。

加速的に進展するSNS。比例してますます膨らんでいくビッグデータ。このビッグデータを活用できるかできないかで、広告会社の、アドマンの未来が決まってくる。
残念かもしれないが、この流れは必然であり誰も止められないだろう。であれば自ら速やかにこの流れに飛び込むべきではないか。いつに時代においてもピンチをチャンスに変える鉄則である。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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