アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

トンネルは必ず出口がある。大切なのは、ミッションを持って闘うこと。

岩田松雄氏が書いた「ミッション」を読んだ。



スターバックスインターナショナル元社長のハワード・ビーハーはこう言った。
「私たちは人々のお腹を満たしているのではない。心を満たしているのだ」

「ザ・ボディショップ」の創業者、アニータ・ロディックはこう言った。
「ザ・ボディショップは単に利益を上げる企業ではなく、社会貢献をして世の中を変えていく」

本書「ミッション」は、そのふたつの会社の日本法人の社長を務めた岩田氏が、その経験をもとにあらためて「ミッション」の大切さを説いている本。

ハワードもアニータも、世の中を変えたいという思い(=ミッション)にただただ突き動かされてきた人たち。
その根源にあるのは、自分のためではなく誰かのためにという利他の心だ。

言葉を変えれば、使命感。その思いの強さこそが、世の中を変え、感動を呼び、社会を好転させることができる。

岩田氏は「どうやって働くか」ばかりを重視するあまり、「何のためには働くか」を忘れかけているのが今の世の中、と問題提起しており、それが本書の重要なテーマにもなっている。

確かに先行き不安もあり自ら動くことが難しい時代であることは間違いない。だからといって器用に生きられるほど甘くないのも事実だ。先のことを考えれば今が正念場であり、いま一度「自分自身のミッション」を考えてもよい局面にあるように思える。

岩田氏が、ミッションによって成長してきたにも関わらずミッションが見失われがちになっていた2つの会社を立て直した考え方は、いずれも「ミッションへの原点回帰」。
創業者が描いた「なぜ働くか」の原点に帰り、ミッションにこだわりつづけることで働く人たちの心を揺り動かし、こころを一つにすることで新たな原動力に変えていったのだ。

もちろんベースには冷静な判断や数字の読みがあるのは間違いないが、それより何より岩田氏が大切にしたのはエモーション、感情。そしてパッション、情熱。それを徹底できたことは、なにより岩田氏自身の人間性によるところが大きい、本書を読んであらためて思った。

外資系企業の日本法人の雇われ社長となると、短期の結果がすべてのはずだが、そんな状況の中でもこの考え方を貫いたことは、岩田氏自身のミッションが明確だったのだろう。

岩田氏が社員やアルバイト、出会った人たちと交わした心温まるエピソードも読みごたえがある。思わず涙がこぼれそうになるシーンもいくつかあった。

本書で「あなたは何のために働くのか」と問いかけられて、言葉に詰まってしまう自分自身の体たらく。生きていくことは永遠に答えの出ない問題を解き続けるようなものだと思うが、時にこういった本に出会い、「あんたは甘い」と脳天を直撃される。良い本は厳しい教師のような存在であり、だから本を読む意味があるのではないだろうか。いずれにしても、私にとっては宝物のような1冊になった。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

コメント

精神統一

NN24D93t
青空の下、太陽の光を浴びながら性行為を行う事で、
お互いの体内エネルギーの電子が正常化され、
精神エネルギー(チャクラ)の安定化も図れるのです。
http://2tlGUPU9.blue-ski.info/2tlGUPU9/

ありがとうございます!

素晴らしい感想をありがとうございます。著者冥利に尽きます。私のfacebookでご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。

いわた

  • 2012/11/06(火) 15:54:32 |
  • URL |
  • 岩田 松雄 #-
  • [ 編集]

Re: ありがとうございます!

岩田様

> 素晴らしい感想をありがとうございます。著者冥利に尽きます。

隅田です。こちらこそ、素晴らしい本に出会えて心より感謝します。

私のfacebookでご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。

ぜひぜひ!このような感想でよろしければご自由にお使いください。
それにしても、岩田さんのような社長のもとで働くことができた社員の皆さんは幸せだと思います。
これからもミッションの大切さを世の中に広めて頂ければ幸いです。
機会がありましたら講演など聞かせて頂きたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

隅田 優

  • 2012/11/07(水) 22:53:30 |
  • URL |
  • スミダマサル #-
  • [ 編集]

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