アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

真面目にコツコツ、会社を沈めていませんか?

組織開発ファシリテーター森田英一氏が書いた「こんなに働いているのに、なぜ会社はよくならないのか?」を読んだ。



タイトルを読んで「本当にそのとおり!」と思わず相槌を打ちたくなるような絶妙なタイトルに、まずは座布団1枚。

うすうすわかっているけど、どうしようもないと思っていること=「囚われ」 と定義して、この囚われこそが会社がよくならない最大の原因というのが、森田氏の持論。

囚われそのものは、ある意味思い込みであって、実際のところ幻想であることも多い。目に見えない敵を自分ででっち上げ、意気消沈しているというような構図だ。

囚われると何が問題かというと、まず人のこと、他部署の事が考えられなくなり、部分最適に陥る。
また、先のことを考えることが面倒になり、目の前に起こっているだけしか考えられなくなる、いわゆる短期最適にも陥ってしまう。

部分最適に短期最適。こんな状態では、どんなに忙しく働いても、働きが報われない状態に。
結局やる気がなえて社内にあきらめの嫌な空気が蔓延するというわけだ。これが悪循環というものだろう。

森田氏の職業は、こんな囚われに陥った会社を、組織開発ファシリテーターという立場で絡みあった糸をほぐし、努力が報われる会社に変えていくこと。

悪循環を脱する方法として、森田氏は「センサー機能を高めること」「質の高い対話を推進すること」「俯瞰してみること」の3つを挙げる。

社員との対話を通して何に囚われているかを気づく。そして少し高いところに立ち、点である気づきをつなげて共通の課題を見つけ出す。そうした活動を通して、ある瞬間をきっかけに、劇的に組織は良い方向へ変わっていくという。

十年一日のごとく、真面目にコツコツ働くことが美徳と言われた時代も確かにあった。しかし、今のように変化の激しい時代には、まず真面目にコツコツ=会社のためという価値観そのものを変えないと、かつての製版業や写植業のように、気づいたら仕事そのものがなくなっていたという笑えない話が起こり得る。

身の回りのすべてのことを、まずは疑ってかかれ。
真面目にコツコツタイプの人には厳しいが、気づいた人が生き残る時代なのである。それを肝に銘じなければならない。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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