アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「三方よし」ではまだ足りない。これからの経営は「四方よし」

ストーリーデザイナーであり4つの会社の経営者でもある上村秀樹氏が書いた「ストーリー経営」を読んだ。



江戸時代、全盛を極めた近江商人。その教えとして語り継がれる「三方よし」という言葉がある。

ご承知のとおり、この「三方よし」とは「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」だ。

近江商人は、自分だけでなく相手だけでもなく世間まで得にならなければ、商人としては本物ではないと自らを戒めていた。その覚悟の強さが多くの人に愛された何よりの証なのだろう。

そしてこの三方よしの精神は現代まで脈々と受け継がれ、今再びCSRに欠くことのできない考え方として脚光を浴びている。

この三方よしに、もうひとつ「地球よし」を加え「四方よし」を提唱しているのが本書の著者、上村氏。

地球が存在しなければそもそも商売など存在しない。
100年200年後も自社が存続しているためには、地球が存続していて人間社会が成立していることが絶対条件になるだけに、まず地球にやさしい経営を目指さなければ始まらないというのが上村氏の基本的な考え方だ。

この「四方よし」の考え方を企業が経営に取り入れることにより、新たな成長ビジネスが実現できる。なぜなら「地球環境」への優しさがどの会社にとっても必須条件になっていくからである。

さらにここからが上村氏が伝えたい本書の核心の部分。

上村氏は、企業がこの「四方よし」の考え方を取り入れた後の「転換」の軌跡こそが企業を輝かせる魅力的なストーリーの源泉となるとし、このストーリーを顧客と共有することで企業に対する共感が創造されるという。

自分事として計算抜きで真剣に取り組めば取り組むほど、企業のファンが増えていく、そんな時代なのである。

ストーリーのある企業は、他者との違いが明確になりオンリーワンな企業として選ばれる。

いささかおおげさではあるが、それゆえに「四方よし」を新たな経営のキーワードとして考えてみる価値は十分にあるというものだ。。
環境負荷の低減はもう避けて通れない、地球に存在するすべての企業の共通テーマであることは間違いない。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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