アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

“幸之助革命”の再来は、現実のものになるか?

フランシス・マキナニー氏の書いた、パナソニックの選択…「環境で稼ぐ」業態転換の未来、を読んだ。



それにしても、この本の凄いこと。

この凄いには2つの意味があり、ひとつは、パナソニックのことをこれでもかと持ちあげる、その凄さ。

それもそのはず、マキナニー氏は10年にも渡り、パナソニック幹部のアドバイザーを務める経営コンサルタント。
内情をよく知っているゆえの自信から来る持ちあげ方なのかもしれないが、ちょっと行き過ぎの感があり、ちょうちん的な不信感を持たざるを得なかったことが少し残念。

もうひとつが、それでも、ひょっとしたらこの業態転換革命が実現するかもしれないと期待を抱かせる凄さだ。

確かに今業績は低迷しているが、持っている技術の潜在力の凄さが本書を読んであらためてよくわかった。

マキナニー氏は、このパナソニックの新たな挑戦を“幸之助革命”の再来という。

“幸之助革命”の幸之助とはもちろん創業者、松下幸之助。彼の電気革命が、時代を超えて今新たな革命として甦るというのだ。

さて肝心のパナソニックがめざす革命の内容だが、要点は2つ。
ずばり、グリーン化とクラウド。

具体的には、これまで単体の家電だった製品をクラウドで繋げることで、新たなサービス価値を生み出すことだ。
サービスの利用にはデバイスを選ばない。あらゆる場面のあらゆる要求に的確なソリューションを提供することが可能となる。

マキナニー氏もいうように、確かにここには驚くほどの宝の山が眠っているのだ。

本書はパナソニックの戦略を書いた本であるが、産業自体の未来予測書として読んでも非常に示唆に富んだ1冊である。実際に、避けて通れないグリーン化とクラウドコンピューティングの創造する世界。この変化に自分自身がどのように対応していけばよいのか、いろいろと考えるきっかけをもらった。

新社長を迎え、いよいよ本格的なパナソニックの新業態革命=環境(グリーン)革命が始まる。
そんなタイミングでの本書の出版は、まずは社員を鼓舞するインナーブランディングの意味合いが強いのかもしれない。社員が一丸となってのV字回復につながるのか、行く末を見守りたい。

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