アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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素晴らしい人柄が、素晴らしい会社と世の中をつくる。

「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズでおなじみの法政大学教授、坂本光司氏と価値研が書いた「21世紀をつくる 人を幸せにする会社」を読んだ。



前著「日本でいちばん大切にしたい会社」では、数十年も前から障害者雇用を続けている日本理化学工業、内山社長の素晴らしいエピソードを紹介した坂本氏。

そのエピソードとはこんな話だった。

ある人に頼まれて障害者2名を試験雇用として迎え入れたが、なかなか難しい。
試験採用期間が終わり本採用は断ろうと考えていた時、いっしょに働いていた従業員がぜひ2人を正式採用してほしいと訴えてきた。
足りない部分は自分たちが補うからと。その心に打たれて2名の採用を決めた内山社長の覚悟とともに日本理化学工業の障害者雇用の歴史がはじまる。

採用を決めた社長も素晴らしいが、社長に採用を直訴した従業員の方もさらに素晴らしいではないか。従業員が利他の心を持てる会社はやはり強いとこのエピソードを読んで確信した次第。

さて本書、鎌倉にある鎌倉投信というまたまた素晴らしい考え方を持つ蒲田社長と意気投合して創った「価値ある企業の指標策定に関わる研究会」、略して「価値研」での共同研究から生まれた。

数百社への取材、調査をもとに21世紀を創る価値ある企業の姿を見える化することが目的だそうだ。さすが坂本氏、シリーズは変わってもその考え方には全くぶれがない。

本書で紹介されているのは、アイエスエフネット、スギ製菓、コガワ計画、エフピコ、スワン、石見銀山生活文化研究所、旬材、めのや、生活の木、四国管財、フェリシモ、アチーブメントの12社。

それぞれ業種業態は全く異なるが、やはり共通しているのは社長や従業員の人柄の素晴らしさ。

ひとことでいうと、利他の心に満ち溢れていることだ。簡単なようで難しい。
素晴らしい会社の力とは、経営する人、働く人の「良い心」の総和だとあらためて思う。

もちろん人柄だけでは経営できない。しかし良い人柄でなければ正しい経営はできないと、つたない人生経験ではあるが私自身は確信している。

儲かっている会社をまねるとか、流行っている会社をまねるだけでは長続きしない。
ましてやどんなに儲かっていても人を大切にしない会社は結局のところ従業員も顧客もついてこないだろう。

本書では、価値ある企業は3つの資源形成に力を入れているとしている。

(1)正しい経営理念を浸透させる“経営理念力”
(2)社員のやる気を高める“人財育成力”
(3)社員同士、社員の家族、取引先や地域社会などとの絆を結ぶ“信頼形成力”

この3つの力をベースに経営を実践する会社、まずはその存在を知ってほしいと切に思う。

この厳しいと言われる世の中でも、こんな素晴らしい会社が間違いなく存在しているという事実があるのだ。

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