アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

商品を売るな。ファンを増やせ。ブランドを作るために大切なこと。

ライフネット生命生命保険常務取締役、中田華寿子氏が書いた「10万人に愛されるブランドを作る!」を読んだ。



中田氏は、ライフネット生命の創業にマーケティング部長として参画する前は、スターバックスコーヒーの日本上陸、GABAのマーケティング部長などを務めたまさにマーケティングのプロ。

それだけにブランドの何たるかを熟知しており、その考え方、プロセスは違和感なく納得して読むことができた。

まずブランドづくりにおいて中田氏が大切にすることは、会社やブランドを好きになってもらうということ。

共感できる。応援したい。いかにそんな気持ちになってもらうことができるか。

特に“生命保険のネット販売”という顔が見えない商品を売るだけに、なおさらだ。

また顔が見えないだけに、いかに社長はじめ従業員ひとりひとりの顔が見えるようにするかが重要だ、と中田氏は考える。

そのために社長、副社長は、請われて年に200回以上のセミナーに自ら出かけていくという。
たとえ10名であっても厭わない。

そうした小さく地道な積み重ねがやがて大きな共感につながっていく。
瞬間風速的なマス広告では実現できない、強い絆ができあがることは間違いない。

もうひとつブランドづくりに大切なことは、すべての人に愛されようとしないことだ。
すべての人に受け入れられようと思うと、どうしても八方美人になってしまう。
そうなると、言っていることがコロコロ変わり、最終的にはブランドの本質が見失われてしまうからだ。
理念がぶれない。社長だけでなく全社員が同じ方向を向いて同じメッセージを発することができる会社は強い。

知名度もなく、予算もなく、前には大手競合がひしめき合う。
おそらくはすべての中小企業が抱えている難問を、
ライフネット生命はいかに切り拓き今日のポジションへ達することができたのか……

誰もが少し考え方を変えるだけで自社に活かすことができる、沢山のヒントがこの本に凝縮されている。

さぁ、売るのはやめよう。ファンを増やそう。そうすればきっと売れるようになるはずだ。

◎私がこの会社に注目したのは、上場した頃から。60歳を過ぎた社長と20歳代の副社長というふたりが出会って創業した会社。キャリアも育った時代も違う二人が共通の価値観で結びついた。思わず応援したくなる生い立ちを持った会社だからである。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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