アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

日本の再生は「懐かしい」ローカルからはじまる。

場所文化フォーラム代表幹事、吉澤保幸氏の書いた「グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり」を読んだ。



お金がお金を生むグローバル資本主義。
自然資源が有限であることが分かった今、すでに破綻していることは明白だ。

つまりは、それは成長を前提とした今までの世の中の終わりであり、
これまでとは真逆といってもよい、新たな価値観に導かれた、成熟した世の中の始まりでもある。

それがわかった上でさぁどうすべきか、が本書のテーマ。

吉澤氏は、新たな時代を考えるヒントとして「バック・バックキャスティング」という考え方を提唱している。

現在の問題から未来を予測するのがフォアキャスティング。
対して環境問題の対策などでよく使われるのが、将来の姿を想定して今やるべきことを考えるバックキャスティング。
吉澤氏が提唱するのはそのどちらとも違う。
いずれの場合も未来はあくまで空想の世界であって現実のものではない。
それよりも過去に実際に行われていた事に確かな答えがあり、その良さをいま一度甦らせることで未来に投影できるとするのが吉澤氏の「バック・バックキャスティング」という考え方だ。

吉澤氏は「確かな未来は、懐かしい過去にある」をキーセンテンスに、さまざまな知恵を引き出しながら、これからのあるべき暮らし、生き方を模索、ひとつひとつ形にする活動をしている。

本書はそんな吉澤氏の活動の集大成ともいえる1冊だ。

金融のプロとして長年仕事をしてきた豊富な経験から「冷たいお金と温かいお金」の違いを書いた章などは非常に説得力があり興味深く読んだ。
そして、あえて今彼はいう。増やすべきは「お金」より「つながり」だと。
彼だからこそいえる示唆に富んだ言葉ではないか。

ローカルで「温かなお金=志金(地域通貨を含む)」が回り、懐かしい過去をベースに地域再生が確実な形になっていく。そんな未来はもうすぐそこまできているようだ。
本書を読んで確実に近づいている手ごたえを感じた

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