アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

日本の失われた20年を「協創力」が取り戻す。

慶應義塾大学先導技術センター特任教授、保井俊之氏の書いた、日本の「売り方」を読んだ。



日本経済の停滞が“失われた20年”と言われて久しいが、今だ出口が見えないという現実にある。
政府の政策の見誤りも大きいと思うが、そもそも「売り物」を間違っているというのが、保井氏の主張だ。

では「売るべきもの」は何か、というのが本書のテーマ。

ものというが、正しくはモノではなくコト。これを保井氏は「協創力」と呼び日本再生の切り札とした。

確かにモノだけでは他との違いが出せず高く売れない。高く売るためにはモノに付加価値をつけてコトとして売らなければならないのだ。その付加価値をつけるアプローチに日本の得意技「協創力」=つながり力をつかおうと保井氏。

人と人とのつながり、人と地域とのつながり、オープンでしなやかな、日本がもともと持っていた特性が再び活かされる時がきたのだ。

三人集まれば文殊の知恵というが、これこそ「協創力」なのである。

こうなると苦しくなるのがトップダウン、ヒエラルキー型の企業だ。情報をコントロールしたワンマン経営はどんどん時代から取り残されていくことになる。

保井氏は、取材を行ってきた「協創力」の豊富な現場から、成功する現場が持っていた共通項を5ヵ条としてまとめているので紹介しておく。

(1)「フラットであること」を楽しもう
(2)「多種多様であること」を楽しもう
(3)「見える化」を楽しもう
(4)「言っていることが違ってくる」を楽しもう
(5)「つながり」を楽しもう

どうだろう、この5ヵ条をざっとみても、トップダウンによる旧来のヒエラルキー型経営と真逆にあることがわかるはずだ。

「協創力」を実践しているさまざまな企業・NPOの事例が豊富に紹介されている。その中には、目から鱗、きっと自社の参考にできる考え方があるはずだ。経営者・幹部にはぜひ一読をおすすめしたい。

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