アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「プレニテュード 新しい<豊かさ>の経済学」を読んで

今日この瞬間にも確実に進んでいる地球温暖化。

今年の冬の寒さは温暖化がストップしたかのようにみえるが、長いスパンで見ればほんの些細な誤差の範囲だろう。

ジュリエット・B・ショアの書いた「プレニテュード 新しい<豊かさ>の経済学」を読んだ。



本書のキーワードでもあるプレニテュードとは、環境に配慮した生産・消費のシステムと、個人のゆったりとした働き方・暮らし方とが合致する新しい豊かさを指す。

環境破壊の現実と働き方・暮らし方を考え直すことで開かれる新たな豊かさに満ちた未来。
絶望か希望か、間に合うか間に合わないか、今その境目に立たされていることが本書を読んでひしと伝わってきた。


新たに気づかされたことも多い。たとえば第2章「消費ブームから環境破壊へ」のファストファッションのくだり。
大量消費がそのまま大量廃棄につながっている現実は、知れば知るほど悲痛な気分にならざるをえない。
問題なのはその事実を知らないまま買物を続ける消費者の姿だ。しかも就職先では凄い倍率の人気企業となっている。正直自分自身でも総論と各論を使い分けているところがある。つまりはこうは言ってもまだ長年続けてきた消費習慣からは解放されていないからだ。

働くということについてもあらためて考えさせられた。
環境負荷という視点で見ると、よかれと思ってやっている長時間労働もまったくもって良いところなしだ。
つまりエネルギー消費は進むし、場合によっては捨てられる運命の過剰生産を進めることにもなる。
本当に大切なのは必要な分だけ作り、作った分だけ消費するということ適正経済なのだから。

いま一度、社会のあり方そのものを地球視点で見直す必要を痛切に感じている。
本書の意義は、そんなきっかけを提供してくれていることかもしれない。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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