アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

サステナブルな社会の指標、GNH(国民総幸福)

環境ジャーナリストの第一人者枝廣淳子氏ほか3人の著者による「GNH(国民総幸福)~みんなでつくる幸せ社会へ」を読んだ。



GNHといえば思い出されるのが、ヒマラヤの小国ブータンだ。

先日の皇太子夫妻の来日も記憶に新しいが、ここ最近のブータンの紹介記事には必ずと言っていいほどGNH(国民総幸福)という言葉がついてくる。

それではこのGNHとは何だろう。

そもそもGNHが公式の場で対外的に紹介されたのは、ブータンの第四代国王が1976年に開催された第5回非同盟諸国首脳会議後の記者会見で、ある記者の質問に「GNHはGDP(国民総生産)より重要である」と答えたことに始まるとされているそうだ。

GNHの基本は、国づくりの目標を経済力の強化に置くのではなく、生活する国民の幸福実現に置くという発想。
発展途上国のほとんどが、豊かさを求め急速な経済成長を目指す中にあってブータンはわれ関せずと、ひたすら心の満足を追い求める。

皮肉にも先進国が物質的な豊かさでは心は満たされないことに気づいた今、ブータンの存在がますますクローズアップされているというわけだ。

ブータンという国のGNHという考え方を通して、これからの国の形を模索する本書。
日本の街づくりから企業の人づくり、個人の生き方へと多角的に展開する。

このまままだ経済成長を追い求めるのか、一度立ち止まって新たな国の姿を模索するのか、まさに岐路に立たされているのが今だ。GNHはその大きなヒントをくれる考え方。自らのこれからの価値観を再構築するためにも今このタイミングで出会えたことに感謝したいそんな1冊である。

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